高松国税局では、清酒の品質評価等を通じて、管内(徳島県、香川県、愛媛県及び高知県)清酒製造者の技術基盤の強化を図り、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、市販清酒の品質向上と管内酒類業の発達に資することを目的として、四国清酒鑑評会を開催しています。

令和4年四国清酒鑑評会 優等賞受賞製造場一覧

吟醸酒の部では12場、燗酒の部では14場を優等賞に選定しました。

吟醸酒の部

県名 税務署 製造場 銘柄 製造責任者 法人番号
徳島県 川島 日新酒類株式会社 太閤酒造場 瓢太閤 富山 聡弘 2480001005915
香川県 丸亀 西野金陵株式会社 琴平蔵 金陵 酒井 史朗 6470001008188
愛媛県 松山 水口酒造株式会社 仁喜多津 菊池 賢也 2500001004030
愛媛県 今治 株式会社八木酒造部 山丹正宗 石田 将志 4500001012452
愛媛県 伊予西条 石鎚酒造株式会社 石鎚 越智 稔 2500001008873
愛媛県 伊予三島 梅錦山川株式会社 梅錦 相原 宏一郎 7500001014561
高知県 安芸 土佐鶴酒造株式会社北大野工場 千寿蔵 土佐鶴 福留 幸一 8490001006733
高知県 安芸 土佐鶴酒造株式会社北大野工場 天平蔵 土佐鶴 岡田 仁 8490001006733
高知県 安芸 有限会社M川商店 美丈夫 薫 小原 昭 5490002012931
高知県 安芸 有限会社南酒造場 河野 幸良 3490002012974
高知県 南国 株式会社アリサワ 文佳人 有澤 浩輔 8490001006056
高知県 須崎 司牡丹酒造株式会社 司牡丹 浅野 徹 6490001005506

燗酒の部

県名 税務署 製造場 銘柄 製造責任者 法人番号
香川県 丸亀 西野金陵株式会社 八幡蔵 金陵 前田 良平 6470001008188
愛媛県 松山 水口酒造株式会社 仁喜多津 菊池 賢也 2500001004030
愛媛県 松山 雪雀酒造株式会社 雪雀 コ永 良平 9500001000171
愛媛県 今治 株式会社八木酒造部 山丹正宗 石田 将志 4500001012452
愛媛県 伊予西条 石鎚酒造株式会社 石鎚 越智 稔 2500001008873
愛媛県 伊予西条 首藤酒造株式会社 寿喜心 首藤 壮一郎 1500001009187
愛媛県 大洲 酒六酒造株式会社 京ひな 武知 直之 1500001017751
愛媛県 伊予三島 梅錦山川株式会社 梅錦 相原 宏一郎 7500001014561
高知県 高知 酔鯨酒造株式会社 酔鯨 特別本醸造 藤村 大悟 3490001001375
高知県 安芸 有限会社有光酒造場 安芸虎 尾木 芳之 2490002012728
高知県 安芸 有限会社仙頭酒造場 土佐 しらぎく 仙頭 竜太 5490002012857
高知県 安芸 有限会社M川商店 美丈夫 小原 昭 5490002012931
高知県 南国 高木酒造株式会社 豊能梅 高木 一歩 1490001006384
高知県 須崎 有限会社西岡酒造店 久礼 島村 浩史 5490002010737

出品酒

出品資格及び部門

高松国税局管内の清酒製造場が、1製造場につき吟醸酒の部及び燗酒の部について各1点出品できます。

部門名 規格
吟醸酒の部 令和3酒造年度(令和3年7月1日から令和4年6月30日)に自己の製造場で製造した吟醸酒の規格(清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)に規定するもので、純米吟醸酒を含む。)を有する原酒であって、付香味をしていないもの
燗酒の部 自己の製造場で製造した市販酒規格の清酒

県別出品状況

  徳島県 香川県 愛媛県 高知県 全体
出品製造場数 5 5 14 12 36
吟醸酒の部 出品点数 5 5 12 10 32
燗酒の部 出品点数 5 5 14 12 36
出品点数合計 10 10 26 22 68

品質評価

日程

品質評価会(1審) 令和4年9月27日(火)
品質評価会(2審) 令和4年9月30日(金)

品質評価員

清酒製造関係者、独立行政法人酒類総合研究所職員、県工業技術センター職員、学識経験者及び鑑定官室職員ののべ25名(1審12名、2審13名)が品質評価を行いました。

品質評価方法

製造場名等を伏せて提示された出品酒を、品質評価員が1点ずつきき酒を行い、香味の調和等を評価しました。品質評価時の品温は、吟醸酒の部は約20℃、燗酒の部は約45℃にそれぞれ設定しました。1審の結果が上位のものを2審の対象とし、2審の結果を基に優等賞を決定しました。

  • ・ 吟醸酒の部
    吟醸酒の部
  • ・ 燗酒の部
    燗酒の部

出品酒の品質

吟醸酒の部には、ふくらみのある果実香と適度な熟成によるなめらかな口当たりが調和した品質のものが多く出品されていました。
 燗酒の部には、淡麗で上品なものから、熟成を感じ、「燗上がり」するものまで様々なタイプの清酒が出品されていました。
 酒造条件としては、原料米が産地や品種で様々であったようですが、全体としては昨年と異なり溶けやすい傾向にあったようです。酒造期の気温が低く安定していたので造りに適していましたが、時期によっては過度な冷え込みもあり、もろみの温度管理に苦労したとのことでした。そのような中、各製造場がこれまで培った高い製造技術を十分に発揮し、今年も多くの製造場で素晴らしい清酒が造られました。

表彰式

日程  令和4年11月8日(火)13時30分から14時30分

場所  高松国税総合庁舎 7階 第一会議室