4 無申告者に対して所得税23億円、消費税15億円の追徴税額
【無申告者に対する調査状況】

○ 無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確かつ厳格に対応していく必要があります。こうした無申告者に対しては、更なる資料情報の収集及び活用を図るなどして、実地調査のみならず、簡易な接触も活用し積極的に調査を実施しています。

<所得税無申告者に対する調査状況>

  • 令和元事務年度においては、1,454件実地調査(特別・一般)(前事務年度1,350件)を実施しました。
  • 1件当たりの申告漏れ所得金額は、1,688万円(同1,638万円)で、所得税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たりの申告漏れ所得金額1,109万円(同749万円)の約1.5倍となっています。また、申告漏れ所得金額の総額は245億円(同221億円)に上ります。
  • 1件当たりの追徴税額は157万円(同179万円)で、追徴税額の総額は23億円(同24億円)に上ります。

<消費税無申告者に対する調査状況>

  • 令和元事務年度においては、997件実地調査(特別・一般)(同1,277件)を実施しました。
  • 1件当たりの追徴税額は、148万円(同126万円)で、消費税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たりの追徴税額85万円(同56万円)の約1.7倍となっています。また、追徴税額の総額は15億円(同16億円)に上ります。

所得税無申告者に対する調査状況

事務年度等 30事務年度 元事務年度     元事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 1,350 1,454 107.7% 6,150
申告漏れ所得金額 百万円 22,113 24,539 111.0% 68,201
追徴税額 百万円 2,419 2,283 94.4% 11,032
1件当たり 申告漏れ所得金額 千円 16,380 16,877 103.0% 11,090
追徴税額 千円 1,792 1,570 87.6% 1,794

消費税無申告者に対する調査状況

事務年度等 30事務年度 元事務年度     元事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 1,277 997 78.1% 3,085
追徴税額 百万円 1,611 1,476 91.6% 2,630
1件当たり追徴税額 千円 1,262 1,480 117.3% 852