4 消費税無申告者に対して16億円の追徴
【無申告者に対する調査状況】

○ 無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確かつ厳格に対応していく必要があります。こうした無申告者に対しては、更なる資料情報の収集及び活用を図るなどして、実地調査のみならず、簡易な接触も活用し積極的に調査を実施しています。

<所得税無申告者に対する調査状況>

  • 平成30事務年度においては、1,350件実地調査(特別・一般)を実施しました。
  • 1件当たりの申告漏れ所得金額は、1,638万円で、所得税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たりの申告漏れ所得金額749万円の約2.2倍となっています。また、申告漏れ所得金額の総額は221億円に上ります。
  • 1件当たりの追徴税額は179万円で、追徴税額の総額は24億円に上ります。

<消費税無申告者に対する調査状況>

  • 平成30事務年度においては、1,277件実地調査(特別・一般)を実施しました。
  • 1件当たりの追徴税額は、126万円で、消費税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たりの追徴税額56万円の約2.2倍となっています。また、追徴税額の総額は16億円に上ります。

所得税無申告者に対する調査状況

事務年度等 29事務年度 30事務年度     (参考)
30事務年度実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 1,236 1,350 109.2% 8,211
申告漏れ所得金額 百万円 18,478 22,113 119.7% 61,510
追徴税額 百万円 2,071 2,419 116.8% 9,680
1件当たり 申告漏れ所得金額 千円 14,950 16,380 109.6% 7,491
追徴税額 千円 1,676 1,792 106.9% 1,179

消費税無申告者に対する調査状況

事務年度等 29事務年度 30事務年度     (参考)
30事務年度実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 1,263 1,277 101.1% 4,944
追徴税額 百万円 1,525 1,611 105.6% 2,791
1件当たり追徴税額 千円 1,208 1,262 104.5% 565