○ 無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確に対応していく必要があります。こうした無申告者に対しては、有効な資料情報の収集及び収集した資料情報の更なる活用を図るなどして的確な課税処理に努めており、平成27事務年度においても積極的に調査等を実施します。

<所得税無申告者に対する実地調査の状況>

○ 平成26事務年度における所得税無申告者に対する実地調査(特別・一般)の件数は883件となっています。

○ 1件当たりの申告漏れ所得金額は、1,475万円となっており、実地調査 (特別・一般)全体の申告漏れ所得金額688万円の約2.1倍となっています。また、申告漏れ所得金額は総額で130億円に上ります。

○ 1件当たりの追徴税額は143万円で、その総額は13億円に上ります。

<消費税無申告者に対する実地調査の状況>

○ 平成26事務年度における消費税無申告者に対する実地調査(特別・一般)の件数は900件となっています。

○ 1件当たりの追徴税額は108万円で、消費税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たりの追徴税額46万円の約2.4倍となっており、その総額は10億円に上ります。

1 所得税無申告者に対する調査状況

事務年度等 25事務年度 26事務年度   (参考)
項目 対前年比 26事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
調査件数 885 883 99.8 6,261
申告漏れ所得金額 百万円 13,069 13,028 99.7 43,056
追徴税額 百万円 1,432 1,263 88.2 6,988
一件当たり 申告漏れ所得金額 千円 14,767 14,754 99.9 6,877
追徴税額 千円 1,618 1,430 88.4 1,116

2 消費税無申告者に対する調査状況

事務年度等 25事務年度 26事務年度   (参考)
項目 対前年比 26事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
調査件数 788 900 114.2 3,522
追徴税額 百万円 884 974 110.2 1,614
1件当たり追徴税額 千円 930 1,082 116.3 458