源泉所得税額は前事務年度に比べ0.4%増加

○ 平成24事務年度(平成24年7月〜平成25年6月)の熊本県内の源泉所得税の課税額は826億円で、前事務年度に比べて、3億円(0.4%増)増加した。これは、給与所得の税額が31億円(4.5%減)、退職所得の税額が2億円(11.8%減)及び利子所得等の税額が1億円(7.1%減)減少したものの、配当所得の税額が40億円(58.0%増)増加したことによるものである。

○ 過去10年間では7番目の値である。

源泉所得税の課税の状況

(単位:億円)
項目 平成23事務年度 平成24事務年度 前年対比(%)
本税額 給与所得 688 657 95.5
退職所得 17 15 88.2
利子所得等 14 13 92.9
配当所得 69 109 158.0
特定口座内上場株式等の譲渡所得 1 1 100.0
報酬料金等所得 32 29 90.6
非居住者等所得 1 1 100.0
822 825 100.4
加算税額 1 1 100.0
合計 823 826 100.4

(注)

  • 1 税額は、調査等による追徴税額を含む。
  • 2 端数処理のため各項目の合計と合計欄は一致しない。
  • 3 平成25年1月1日以後生ずる所得に係る税額から、復興特別所得税が含まれている。

源泉徴収義務者の状況

(単位:件)
項目 平成24年6月30日現在 平成25年6月30日現在 前年対比(%)
源泉徴収義務者数 給与所得 49,905 49,139 98.5
利子所得等 680 662 97.4
配当所得 1,127 1,130 100.3
特定口座内上場株式等の譲渡所得 36 38 105.6
報酬料金等所得 35,609 35,620 100.0
非居住者等所得 65 97 149.2

源泉所得税の調査による追徴税額は2億2,800万円

○ 源泉所得税の調査は、法人税調査や個人の所得税調査の際に併せて実施するほか、収益事業を行っていない公益法人など、法人税の申告義務がないため法人税調査の対象とされない法人についても、源泉所得税の観点から実地調査を実施している。
 平成24事務年度(平成24年7月〜平成25年6月)の熊本県内の源泉所得税の調査による追徴税額は、2億2,800万円(前年対比58.3%)となっている。

源泉所得税の調査の状況

(単位:件、百万円)
項目 平成23事務年度 平成24事務年度  
前年対比(%)
調査件数 2,136 1,738 81.4
非違件数 595 398 66.9
追徴税額 391 228 58.3

(注) 追徴税額は、加算税額を含む。