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平成24年11月
関東信越国税局

関東信越国税局酒類鑑評会

関東信越国税局酒類鑑評会は、酒類の品質評価を通じて酒造技術の進歩・発展を促し、当局管内で製造される酒類の品質向上を図り、酒類業の健全な発達に資することを目的として行われるもので、今回で83回目を迎えました。
　吟醸酒の部と純米酒の部の二部制で実施し、226製造場から吟醸酒の部に215点、純米酒の部に205点の出品がありました。10月1日〜2日に一回目の品質評価、10月10日に二回目の品質評価を行い、吟醸酒の部において66場、純米酒の部において61場の優秀賞受賞場を選定しました。
　当国税局は数多くの銘醸地・銘醸蔵があり、それぞれが厳選された原料と伝統に裏付けされた高い製造技術により、高品質で地域や蔵の特徴を活かした清酒を生産しております。
　平成23酒造期は、1〜2月の酒造最盛期に強く冷え込むときがありましたが、おおむね酒造に適した寒冷な気候となりました。原料米は一部に産地間のバラツキが見られ、米質の把握に苦労した製造場がありましたが、酒造に適した良好なものが大半を占めました。
　まずまずの酒造環境の中、各製造場では伝統と最新の技術が融合した高度な酒造技術を駆使して、原料処理、こうじ造り、優良な清酒酵母を用いた発酵を行い、目標とする品質を目指した精一杯の造りがなされました。また、製成された清酒は、しっかりとした管理のもとで適切な熟成がなされました。
　当鑑評会の吟醸酒の部には、優雅で華やかな吟醸香がほどよくあり、軽快で上品な味と見事に調和して、なめらか、ふくらみといった吟醸酒固有の優れた風味へと発展しているものが数多く認められました。また、純米酒の部には、原料米の精米歩合に応じた風味をベースに、濃醇さとうまみがよく醸し出されたものが多く認められ、風味の多様性についても十分に満足できるものでした。鑑評会の品質評価を通じ、当局管内の平成23酒造年度産清酒の品質及び酒造技術の高さが改めて確認される結果となりました。

第83回関東信越国税局酒類鑑評会審査概況

1　目的

酒類の品質評価を通じて酒造技術の進歩・発展を促し、当局管内で製造される酒類の品質向上を図り、酒類業の健全な発達に資することを目的とする。

2　出品状況

226の製造場から、吟醸酒の部に215点、純米酒の部に205点の出品があった。
　なお、出品酒の県別内訳は別紙1のとおりである。

3　品質評価月日

（1）一審
　平成24年10月1日（月)〜2日（火）

（2）二審
　平成24年10月10日（水）

4　品質評価場所

関東信越国税局　鑑定官室

5　品質評価員

清酒製造業者、公設酒造技術指導機関職員、鑑定官室職員（内訳は別紙2）

6　品質評価法

両部門とも約20℃で品質評価を行った。

7　審査結果

審査の結果、吟醸酒の部において66場、純米酒の部において61場が優秀賞を受賞し、吟醸酒の部から次の1場が最優秀賞を受賞した。
　なお、県別受賞場一覧は別紙3のとおりである。

別紙1　第83回関東信越国税局酒類鑑評会出品状況

別紙2　第83回関東信越国税局酒類鑑評会品質評価員

別紙3　第83回関東信越国税局酒類鑑評会受賞場名簿

• 茨城県（吟醸酒の部・純米酒の部）
• 栃木県（吟醸酒の部・純米酒の部）
• 群馬県（吟醸酒の部・純米酒の部）
• 埼玉県（吟醸酒の部・純米酒の部）
• 新潟県（吟醸酒の部・純米酒の部）
• 長野県（吟醸酒の部・純米酒の部）

1　吟醸酒の部

2　純米酒の部