歳出〜社会保障関係費〜:税の学習コーナー[発展編] 歳出〜社会保障関係費〜 国の財政 国会で決められた予算により、歳出の内訳、つまり税金の使いみちが決まります。 国の歳出のうち、一番多く使われているのは、社会保障関係費です。 私たちの健康や生活を守るために欠かせない社会保障とはどのようなものでしょうか。 ●歳出総額: 114兆3,812億円 *令和5年度当初予算  歳出の32.3%(総額36兆8,889億円)を「社会保障関係費」が占めています。 ■医療、年金、福祉などのために 社会保障とは、私たちが安心して生活していくために必要な「医療」、「年金」、「福祉」、「介護」、「生活保護」などの公的サービスのことをいいます。                   (令和2年度) 国民医療費の公費負担額総額―――― 16兆4,991億円 国民一人当たり――――――――――  約130,794円 日本の社会保障は、1960年代には失業対策や生活保護などが中心でした。 その後、次第に医療保険や年金制度などの社会保険や、老人福祉を中心とする社会福祉、介護などに重点が移ってきました。 ■社会保障関係費の課題 日本は急速に高齢化が進み、社会保障の給付と負担が経済の伸びを上回って増大すると見込まれています。 将来にわたって経済・財政と均衡のとれた社会保障制度を安定的に持続させるためには、制度の構造改革を進めていく必要があります。 関連リンク 財務省(https://www.mof.go.jp/zaisei/) 厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)