1年を通じて勤務した給与所得者 4,472万人について、給与階級別分布をみると、300万円超400万円以下の者が 800万人(構成比17.9%)で最も多く、次いで200万円超300万円以下の者が706万人(同15.8%)となっている。
 男性では年間給与額300万円超400万円以下の者が511万人(同18.2%)と最も多く、次いで400万円超500万円以下の者の501万人(同17.8%)となっている。
 女性では100万円超200万円以下の者が401万人(同24.1%)と最も多く、次いで200万円超300万円以下の者の399万人(同24.0%)となっている(第14表参照)。

(第14表)給与階級別給与所得者数・構成比

〔事業所規模別の給与階級別分布〕

 事業所規模別に給与階級別分布をみると、従事員10人未満の事業所では200万円超300万円以下の者が21.9%と最も多く、次いで100万円超200万円以下の者の20.0%となっている。
 これに対し、従事員5,000人以上の事業所では400万円超500万円以下の者が11.0%(10.99%)と最も多く、次いで500万円超600万円以下の者が11.0%(10.97%)となっている(第15表参照)

(第15表)事業所規模別の給与階級別構成割合

〔企業規模別の給与階級別分布〕

 企業規模別に給与階級別分布をみると、資本金2,000万円未満の株式会社では300万円超400万円以下の者が20.2%と最も多く、次いで200万円超300万円以下の者の20.1%となっている。
 これに対し、資本金10億円以上の株式会社では400万円超500万円以下の者が13.9%と最も多く、次いで500万円超600万円以下の者の13.5%となっている。
 なお、個人企業では100万円超200万円以下の者が27.8%と最も多く、次いで200万円超300万円以下の者の25.8%となっている(第16表参照)。

(第16表)企業規模別の給与階級別構成割合

〔業種別の給与階級別分布〕

 業種別に給与階級別分布をみると、全業種平均では300万円超400万円以下の者(17.9%)が最も多くなっている。
 平均給与の最も高い化学工業とそれに次ぐ金融保険・不動産業では800万円超の者(17.8%、21.3%)が最も多く、一方、平均給与の最も低い農林水産・鉱業では100万円超200万円以下の者(35.4%)が最も多くなっている(第17図参照)。

(第17図)業種別の給与階級別構成割合