【照会要旨】

 甲は、20年前に取得した土地5,000平方メートルに区画形質の変更を加え、分譲地として売却しました。次の例における所得金額の計算は次の2案のうちいずれによるべきでしょうか。

(例)

1 土地の取得価額 1,200万円

2 区画形質変更直前の価額 10,000万円

3 造成費用・販売経費 2,000万円

4 販売価額 20,000万円

5 区画形質変更後に寄附した道路用地 500平方メートル

所得金額の計算例の図
 (2案)  譲渡所得   10,000万円−1,200万円=8,800万円
   雑所得   20,000万円−10,000万円−2,000万円=8,000万円

【回答要旨】

 2案によります。

【関係法令通達】

 所得税基本通達33-5

注記
 令和6年8月1日現在の法令・通達等に基づいて作成しています。
 この質疑事例は、照会に係る事実関係を前提とした一般的な回答であり、必ずしも事案の内容の全部を表現したものではありませんから、納税者の方々が行う具体的な取引等に適用する場合においては、この回答内容と異なる課税関係が生ずることがあることにご注意ください。