東京国税局では平成27年酒類鑑評会を開催し、出品された清酒、本格しょうちゅう及びビール・発泡酒について、第1審を10月6日(火)及び7日(水)に、第2審を9日(金)に行いました。
全体の出品状況は、清酒吟醸部門に35場85点、清酒燗審査部門に29場29点、本格しょうちゅう部門は8場から14点、ビール・発泡酒部門は11場から26点の出品がありました。
審査は部門別に、酒類の品質評価に堪能な10〜13名の審査員により、評点法とプロファイル法によって、味、香り及び香味の調和について、慎重かつ厳正に評価しました。
その結果、清酒吟醸部門12場、清酒燗審査部門9場、及び本格しょうちゅう部門3場を優等賞受賞製造場として選定し、11月6日(金)に東京国税局にて表彰式を行いました。
また、同日、製造技術研究会を開催しました。
各部門の出品酒における品質の総評は次のとおりです。
清酒吟醸部門は、フルーティな吟醸香と適度に熟成したなめらかな味わいが見事に調和した高品質の吟醸酒が出品されておりました。
清酒燗審査部門は、すっきりしたものから味わいの深い熟成したものまで様々なタイプのものが出品されており、いずれもお燗をして飲む清酒にふさわしい品質となっていました。
本格しょうちゅう部門は、米、麦、さつまいも及び酒粕を原料とし、それぞれの原料特性が香味にしっかり反映されている芳醇な旨味となめらかな味わいの高品質の本格しょうちゅうが出品されておりました。
ビール・発泡酒部門は、さわやかなホップの香りや香ばしい麦芽の風味、特有の仕込みによる厚みのある味わいなど、出品者の製造技術の高さと商品コンセプトが明確に表れた、高品質で個性豊かなビール・発泡酒が出品されておりました。