○ 国税局・税務署では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な個人など、「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査を実施しており、平成30事務年度においても積極的に取り組んでいます。

○ 平成29事務年度における実地調査(特別・一般)の件数は、204件(前年比113.3%)、追徴税額は総額で3億4千5百万円(前年比86.0%)となっています。

○ また、1件当たりの追徴税額は169万円で、所得税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たりの追徴税額121万円の約1.4倍となっています。

富裕層に対する調査状況

事務年度等 28事務年度 29事務年度     (参考)
29事務年度実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 180 204 113.3 1,640
申告漏れ等の非違件数 143 164 114.7 1,407
申告漏れ所得金額 百万円 1,553 1,219 78.5 12,473
追徴税額 百万円 401 345 86.0 1,980
一件当たり 申告漏れ所得金額 万円 863 598 69.3 761
追徴税額 万円 223 169 75.8 121