○ 国税局・税務署では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な個人などの、いわゆる「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査を実施しており、平成29事務年度においても積極的に取り組んでいます。

○ 平成28事務年度においては、180件(前年比91.4%)の調査を実施し、追徴税額は総額で4億円となっています。

○ また、1件当たりの追徴税額は223万円で、所得税の実地調査(特別・一般)1件当たりの追徴税額139万円の約1.6倍となっています。

富裕層に対する調査状況

事務年度等 27事務年度 28事務年度   (参考)
28事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 197 180 91.4 1,819
申告漏れ等の非違件数 142 143 100.7 1,564
申告漏れ所得金額 百万円 1,486 1,553 104.5 14,598
追徴税額 百万円 360 401 111.4 2,531
一件当たり 申告漏れ所得金額 万円 755 863 114.3 803
追徴税額 万円 183 223 121.9 139