○ 国税局・税務署では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な者などの、いわゆる「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査を実施しており、平成28事務年度においても積極的に取り組んでいます。

○ 平成27事務年度においては、197件(前年比95.6%)の調査を実施し、追徴税額は総額で3億6千万円となっています。

○ また、1件当たりの追徴税額は183万円で、所得税の実地調査(特別・一般)1件当たりの追徴税額131万円の約1.4倍となっています。

富裕層に対する調査状況

事務年度等 26事務年度 27事務年度   (参考)
27事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 206 197 95.6 1,846
申告漏れ等の非違件数 139 142 102.2 1,563
申告漏れ所得金額 百万円 1,097 1,486 135.5 13,915
追徴税額 百万円 325 360 110.8 2,417
一件当たり 申告漏れ所得金額 万円 533 755 141.7 754
追徴税額 万円 158 183 115.8 131