(1) 法人税の調査事績の概要

  • 平成27事務年度においては、大口・悪質な不正計算が想定される法人など調査必要度が高い法人3,241件(前年対比98.3%)について調査を実施しました。
  • このうち、法人税の非違があった法人は2,395件(同99.5%)、その申告漏れ所得金額は、約226億円(同102.9%)、追徴税額は約43億円(同94.2%)となっています。

(注) 平成27年7月1日から平成28年6月30日までに調査が終了した事績を集計したものです。

○ 法人税の実地調査の状況
事務年度等 26 27  
項目 前年対比
実地調査件数    
3,297 3,241 98.3
非違があった件数    
2,406 2,395 99.5
  うち不正計算があった件数    
789 746 94.6
申告漏れ所得金額 百万円    
21,990 22,625 102.9
  うち不正所得金額 百万円    
12,025 9,060 75.3
調査による追徴税額 百万円    
4,562 4,296 94.2
調査1件当たりの申告漏れ所得金額 千円    
6,670 6,981 104.7
不正1件当たりの不正所得金額 千円    
15,241 12,144 79.7
調査1件当たりの追徴税額 千円    
1,384 1,326 95.8

(注) 1 調査による追徴税額には加算税が含まれています。
2 平成27事務年度の調査による追徴税額には地方法人税が含まれています。

(2) 法人消費税の調査事績の概要

  • 平成27事務年度においては、法人消費税について、法人税との同時調査等として、3,138件(前年対比97.6%)の実地調査を実施しました。
  • このうち、消費税の非違があった法人は1,856件(同102.6%)、その追徴税額は約17億円(同142.4%)となっています。
○ 法人消費税の実地調査の状況
事務年度等 26 27  
項目 前年対比
実地調査件数    
3,216 3,138 97.6
非違があった件数    
1,809 1,856 102.6
  うち不正計算があった件数    
620 589 95.0
調査による追徴税額 百万円    
1,190 1,695 142.4
  うち不正計算に係る追徴税額 百万円    
575 569 99.0
調査1件当たりの追徴税額 千円    
370 540 145.9
不正1件当たりの追徴税額 千円    
927 966 104.2

(注) 調査による追徴税額には加算税及び地方消費税(譲渡割額)が含まれています。