源泉所得税額は7年ぶりに増加

○ 源泉所得税額は2,863億5千8百万円で、前年度に比べ72億3千5百万円(2.6%)増加し、7年ぶりの増加となりました。
 これを主な所得についてみると、給与所得の税額は82億7千8百万円(3.6%)、配当所得の税額は55億3千8百万円(29.3%)増加し、利子所得等の税額は15億1千1百万円(16.0%)、報酬・料金等所得等の税額は44億8千5百万円(32.1%)減少しています。

(注) 平成23年7月1日から平成24年6月30日までに納付があったものを集計したものです。

○ 源泉所得税の課税の状況
事務年度 22 23
項目 税額 税額 増減額 前年対比
給与所得 百万円
229,377
百万円
237,655
百万円
+8,278

103.6
退職所得 百万円
5,348
百万円
5,620
百万円
+272

105.1
利子所得等 百万円
9,472
百万円
7,961
百万円
△1,511

84.0
配当所得 百万円
18,899
百万円
24,437
百万円
+5,538

129.3
特定口座内保管上場株式等の譲渡所得等 百万円
564
百万円
408
百万円
△156

72.3
報酬・料金等所得等 百万円
13,991
百万円
9,506
百万円
△4,485

67.9
非居住者等所得 百万円
1,474
百万円
772
百万円
△702

52.4
合計 百万円
279,123
百万円
286,358
百万円
+7,235

102.6

(注) 計数については、それぞれ四捨五入によっているので、端数において合計とは合致しないものがあります。

平成4事務年度から平成23事務年度の源泉所得税額の推移を表したグラフ

源泉所得税の調査事績について

○ 平成23事務年度においては、7,070件の源泉徴収義務者に対して源泉所得税に関する調査を実施しました。

○ このうち、源泉所得税の非違のあった源泉徴収義務者は1,698件で、追徴税額は10億8千4百万円となっています。

○ 源泉所得税の調査の状況
事務年度 22 23
項目 件数等 件数等 前年対比
調査件数
6,837

7,070

103.4
非違件数
1,611

1,698

105.4
追徴税額 百万円
1,110
百万円
1,084

97.7

平成4事務年度から平成23事務年度の源泉徴収義務者への調査による源泉所得税の追徴税額の推移を表したグラフ