平成19年11月
札幌国税局

 道内における平成18年度(平成18年4月〜平成19年3月)の酒類の消費数量(小売数量)は約42万3千KLで、前年度に比べ約1万1千KL(2.6%)減少し、平成15年度から4年連続減少となった。

主な酒類の品目別消費状況等は、次のとおりである。

1 主な品目別の消費動向

(1) 前年度の消費数量との比較
【消費数量が増加した主な品目】
 単式蒸留しょうちゅう(消費数量6,568KL、対前年比106.5%)、その他の醸造酒等(消費数量58,208KL、対前年比102.5%)、スピリッツ等(消費数量2,855KL、対前年比120.2%)及びリキュール(消費数量30,389KL、対前年比105.3%)などが前年を上回った。
【消費数量が減少した主な品目】
 清酒(消費数量28,327KL、対前年比92.8%)、連続式蒸留しょうちゅう(消費数量47,373KL、対前年比96.1%)、ビール(消費数量147,288KL、対前年比97.5%)、果実酒(消費数量12,296KL、対前年比97.8%)、ウィスキー(消費数量5,374KL、対前年比94.5%)及び発泡酒(消費数量76,724KL、対前年比92.3%)などが前年を下回った。

(2) 5年前の消費数量との比較
 平成13年度の消費数量を100とした場合の平成18年度の指数は、酒類全体で92.9であり、主な品目別でみると、清酒は80、連続式蒸留しょうちゅうは104.9、単式蒸留しょうちゅうは271.6、ビールは73.7、果実酒は87.6、ウイスキーは68、発泡酒は61となっている。

2 消費数量に対する酒税額

   消費数量から酒税額を試算すると694億8100万円で、前年に比べ5億1400万円(0.7%)減少しており、平成9年度から10年連続の減少となっている。

3 成人1人当たりの消費数量等

(1) 成人1人当たりの消費数量は91.1Lで、前年度に比べ2.4L(2.6%)減少している。
 主な品目別にみると、清酒6.1L、連続式蒸留しょうちゅう10.2L、単式蒸留しょうちゅう1.4L、ビール31.7L、果実酒2.7L、ウイスキー1.2L、発泡酒16.5L、その他の醸造酒等12.5L、リキュール6.6Lを消費したことになる。

(2) 成人1人当たりの消費数量から酒税額を試算すると14,978円で、前年度に比べ88円(0.6%)減少した。

4 参考

参考1 酒類消費数量の推移[北海道](PDF/17KB)

参考2 酒類消費数量の各種換算[北海道](PDF/18KB)