成田真友美さん 成田 真友美(Mayumi Narita
札幌国税局 総務部 人事第2課
平成16年採用
平成21年4月から22年4月 育児休業
平成22年4月 豊島税務署 個人課税第3部門
平成22年7月 浅草税務署 個人課税第2部門
平成24年2月から25年4月 育児休業
平成25年4月 札幌北税務署 個人課税第5部門
平成25年7月 現職
※ 所属は平成28年1月現在です。

現在のしごと

成田真友美さん2

国家公務員には職務上だけではなく職務外においても守るべき義務があります。私が現在所属している服務係は、そういった服務義務のほか、勤務時間や休暇制度等を担当しています。
 また、現在国税庁ではワークライフバランスの推進に力を入れており、子育て中の職員が安心して職務に精励できるよう両立支援制度が整えられています。それらの制度の周知を図り、より働きやすい職場環境をつくることも服務係の重要な仕事となっています。
 これまでしてきた仕事とは全く違うため、日々学ぶことは多いですが、子育て中である自分自身の経験が生かされることもあり、やりがいも多いと感じています。

育児休業・育児時間制度

成田真友美さん3

私には現在、7歳と4歳の子供がいます。第1子、2子共に出産後は育児休業を取得し、職場復帰後は「育児時間」という制度を利用して通常の勤務時間よりも短い時間で働いています。
 子育ては想像していた以上に大変で、朝も帰宅後もドタバタの毎日ですが、育児時間のおかげで子供と向き合える時間と心の余裕を確保できています。
 種々の両立支援制度と理解のある上司や同僚、家事も育児もこなせる夫に助けられ、家庭も仕事も充実した毎日を過ごすことができています。

国税を目指す女性へのメッセージ

成田真友美さん4

国税の仕事は、税法などの専門知識を必要としますが、これらの知識は、採用後の研修や実務経験を通して十分に身に付けることができます。
 また、国税の職場ではたくさんの女性が活躍しています。それは、それだけ女性が結婚、出産後も安心して働くことのできる職場だということだと思います。
 様々な経験を通して成長できる職場です。意欲あふれる皆さんと将来一緒に仕事ができることを楽しみにしています!

 

泉澤百代さん 泉澤 百代(Momoyo Izumisawa
札幌国税局 課税第二部 法人課税課
昭和61年採用
平成7年3月から7年10月 育児休業
平成19年2月から20年4月 育児休業
平成22年7月 札幌国税局 総務部 総務課
平成24年7月 札幌国税局 課税第一部 課税総括課
平成25年7月 札幌南税務署 法人課税第6部門
平成26年7月 現職
※ 所属は平成28年1月現在です。

現在のしごと

泉澤百代さん2

私が所属する札幌国税局法人課税課では、北海道全30署の法人税事務が適正かつ円滑に運営されるよう、職員が日々業務を行っています。
 幅広い知識と多くの課題に対峙するための判断力などを身につけるべく、勉強と努力の欠かせない非常に責任の重い仕事であり、悩んで眠れないことや、眉間にシワを寄せて議論し合うことも少なくなく、アラフィフ世代にとっては死活問題にもなりかねません。
 ただそれは、これまで培ってきた経験値を発揮しつつ、更に自らのスキルアップを図ることのできる、やりがいと魅力にあふれた職場であるということも意味しています。

印象に残っているシーン

法人税の税務調査担当として、これまで多くの企業に臨場してきましたが、多額の不正な処理を把握したある企業の代表者から、「あんたに見つけてもらって良かったよ。」と言われた時でしょうか。
 税法の知識だけで不正を正すのではなく、その企業のおかれた様々な背景や現状を代表者や税理士から聞き取りした上で、その後の会社のあるべき姿などをとことん話し合った結果だったと自負しています。
 それと、最近下の息子が「お母さん、今日はカッコいいね。」と褒めてくれたこともかなりテンションが上がりましたね。
 ただ単に、飲み会の日だったのですが。

国税を目指す女性へのメッセージ

泉澤百代さん3

過去に一度だけ辞職を考えたことがありました。最初の育児休業明け、子供の体調不良の連絡が保育園から頻繁にあった時期です。
 その時、当時の上司が言ってくれた「子供が熱を出すのは当たり前。フォローは皆でやるから、限られた時間の中で納得できる仕事をしなさい。」とい う言葉が、男性が多かった国税の職場で肩肘張らずにやってこられた、私の原点だと思っています。
 今は女性職員も増えました。可能性に満ち溢れた皆さんの挑戦を、お待ちしています。

 

庄野聡子さん 庄野 聡子(Satoko Shouno
札幌国税局 徴収部 特別整理第1部門
昭和53年採用
平成24年7月 札幌国税局 徴収部 国税訟務官
平成25年7月 札幌国税局 徴収部 特別整理第2部門
平成26年7月 余市税務署
平成27年7月 現職
※ 所属は平成28年1月現在です。

現在のしごと

庄野聡子さん2

私は、国税局徴収部特別整理部門で統括官という部門の責任者の仕事をしています。特別整理部門は、全道各税務署が所掌している滞納者のうち、滞納額が極めて高額で、 早期に自主納付が見込めない事案や事案の処理に相当程度の時間や人手が必要な事案などを引き受けて滞納整理を行っている部署です。
 期限内に国税の納付を行っている大多数の納税者との間の公平性を確保する観点から、大口・悪質滞納事案に対しては、滞納者個々の実情に配意しつつ、法令に基づき、捜索、差押え、公売等の滞納処分を実施するなど、厳正かつ毅然とした対応を行っています。

幹部職員から

税務の職場は、法令等に基づいた専門性の高い仕事ですので、研修制度が充実していて経験年数に合わせてスキルアップが図られるようになっています。また、調査・徴収事務などで困難な事案を処理するときには、組織力を活かしてチームで事案に取り組むことも多いので、事案の処理が終わった時の達成感は格別なものがあります。
 私は管理者として、職員一人一人が持っている力を十分に発揮できるようサポートするとともに、明るく風通しのよい職場環境づくりに心がけています。厳しいこと、大変なこともありますが、その経験を糧として大きく自分自身を成長させることのできる職場であると思っています。

国税を目指す女性へのメッセージ

庄野聡子さん3

国税の職場では、女性職員もそれぞれの場で大いに活躍しています。仕事を長く続けていくなかで、結婚・出産・育児や介護など、いろいろな出来事がありますが、休暇制度もしっかりしていますし、男女を問わず職員の理解も深く、サポート体制が充実しています。私も家族と職場の方々の理解と協力があって長く仕事を続けてこられました。意欲のある女性のみなさん、力を発揮できてやりがいのある職場ですので、ぜひいらしてください。

 

高松真希さん 高松 真希(Maki Takamatsu
札幌国税局 調査査察部 査察管理課
平成3年採用
平成15年7月 滝川税務署 総務課
平成18年7月 札幌国税局 調査査察部 査察第1部門
平成22年7月 税務大学校札幌研修所
平成24年7月 札幌国税局 総務部 厚生課
平成25年7月 現職
※ 所属は平成28年1月現在です。

現在のしごと

高松真希さん2

査察は、悪質な納税者を摘発して刑事責任を追及することにより、一罰百戒の効果を通じて、申告納税制度の維持及び適正・公平な課税の実現を図るという重要な使命を担っています。私たち査察官は日々脱税に関する情報収集を行い、脱税内容等の検討を行った上で裁判官へ許可状を請求し、その許可状に基づいて強制調査を実施します。強制調査実施後は差し押さえた証拠物件の検討や質問調査を行い、最終的には検察官へ告発を行います。
 現在は経済取引の広域化、国際化及びICT化により脱税の手口がますます複雑・巧妙化しているため、より一層の専門的知識が必要とされる仕事です。

国税の魅力

国税は公務員の中でも専門性が高く、税法のほか、国際化及びICT化等に対応する専門的知識が求められる中、一貫した研修制度により税務職員として必要な知識を習得することができます。
 また、企業や個人事業者の方に直接関わることで経済取引の実情を肌で感じることができます。
 私は現在、査察で情報収集を行うセクションに所属しており、張り込みなどの内偵調査が長期にわたることもありますが、脱税の確証をつかんで強制調査に着手し、大口かつ悪質な脱税の全貌が明らかになったときの達成感や充実感は計り知れないものがあります。

国税を目指す女性へのメッセージ

高松真希さん3

私が査察官となった当時、札幌国税局の査察官として活躍していた女性は僅かでしたが、現在では大幅に増員されています。
 また、育児中や採用後間もない若い女性職員も査察官として登用されており、悪質な脱税者の摘発に向け、日々自己研さんに努めています。
 国税を目指す皆さんには、悪質な脱税者を根絶するためにも、税務署で様々な経験を積んでいただき、将来は査察官として活躍されることを期待しています。

 

有賀奈美子さん 有賀 奈美子(Namiko Ariga
札幌中税務署 税務広報広聴官
平成2年採用
平成11年3月から12年1月 育児休業
平成15年12月から16年10月 育児休業
平成17年7月 札幌北税務署 個人課税第3部門
平成22年7月 札幌国税局 課税第一部 課税総括課
平成25年7月 札幌国税局 総務部 税務相談室
平成26年7月 現職
※ 所属は平成28年1月現在です。

現在のしごと

有賀奈美子さん2

国民の皆様に税の仕組みや税制改正の内容等をお知らせするため、各種媒体を通じた広報施策の企画・実施の事務を担当しています。
 また、将来の日本を支える児童・生徒に対する租税教育や国民の皆様から寄せられた税務行政に対する意見要望に基づいて、納税手続等の利便性向上や事務運営の改善に役立てるための広聴事務も担当しています。
 納税者の皆様から信頼される職場であるために、関係団体等の協力を得ながら、適時的確な広報を日々心掛けています。

仕事と家庭の両立

子供2人の出産後は、それぞれ1年間の育児休業制度を活用しました。職場復帰後は、子供が体調を崩すことも多かったのですが、休暇を取得したり、親族に看護をお願いしたりして、乗り切りました。上司や同僚からもたくさんのサポートを頂き、感謝しています。
 子供が成長した今は、仕事を計画的に進めながら、年次休暇を有効活用し、学校行事等に参加しています。
 ワーク・ライフ・バランスを重視する職場なので、計画的な休暇も取得しやすく、子供の成長や地域社会への参加を楽しみながら仕事に取り組むことができ、充実した日々を送っています。

国税を目指す女性へのメッセージ

有賀奈美子さん3

税務署の仕事は、様々な職業の方と接しますので、税法だけではなく、幅広い知識やコミュニケーション能力が必要になります。経済環境の変化に対応し、常に新しいことを吸収していかなければならない大変さもありますが、その分、やりがいと誇りを感じる仕事です。性別に関係なく、自分を高めることができる職場ですし、諸先輩方のサポート体制もしっかりしていますので、是非、国税の職場にチャレンジしてください。