清酒鑑評会は、大阪国税局管内で製造された清酒の品質評価を通じて、酒類製造技術の進歩、発展及び品質向上を図ることを目的として開催しています。
大阪国税局管内の、自己の清酒製造場で製成した清酒を募り、次の2区分で実施しました。
出品区分 | 出品規格 | ||
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アルコール分 | 製成時期 | 備考 | |
吟醸酒 | アルコール分を市販酒規格に加水調整したもの | 平成24酒造年度に製成したもの | 吟醸酒(※)であるもの (純米吟醸酒を含む。) |
燗酒用清酒 | 酒造年度の制限はなし | 精米歩合60%以上のもの |
※ 吟醸酒とは、「清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)」に掲げる製法品質の要件を満たすものをいいます。
区分 | 出品点数 | 実場数 | |||
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県名 | 吟醸酒 | 吟醸酒(参考出品(※)) | 燗酒用清酒 | 計 | |
滋賀 | 8 | 0 | 5 | 13 | 8 |
京都 | 17 | 5 | 11 | 33 | 19 |
大阪 | 5 | 0 | 5 | 10 | 6 |
兵庫 | 30 | 5 | 33 | 68 | 37 |
奈良 | 10 | 0 | 9 | 19 | 13 |
和歌山 | 6 | 0 | 7 | 13 | 7 |
合計 | 76 | 10 | 70 | 156 | 90 |
※ 従来の吟醸酒とは違うタイプのもの(日本酒度-3以下、
日本酒度7以上、
酸度1.6以上又は
アミノ酸度1.5以上等)が、参考として出品されました。
平成24年は猛暑が続いたことが影響し、米の出来が良くなかったものの、高い醸造技術により、香り高く味も芳醇なすばらしい酒質のものが出品されていました。
(吟醸酒)
果実を思わせる高い吟醸香と上品な甘味を持ち、香りと味のバランスの取れた酒質のものでした。
(燗酒用清酒)
燗酒に適したふくらみのある味わいを感じるものや、後味良くすっきりとしたきれいなものまで、様々な酒質がありました。
製造者への賞の授与は行っていません。