平成30年6月
沖縄国税事務所
沖縄国税事務所は、酒類行政を所管し「酒類業の健全な発達」を任務の一つとしており、関係機関と連携し、次のような取り組みを行っています。
(単位:、%、百万円)
年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種類別 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | ||||
泡盛 | 数量 | 20,071 | 28.2 | 99.4 | 19,366 | 27.9 | 96.5 | 18,244 | 27.3 | 94.2 |
税額 | 4,016 | 38.0 | 99.0 | 3,881 | 37.3 | 96.6 | 3,647 | 36.2 | 94.0 | |
ビール | 数量 | 24,219 | 34.1 | 102.8 | 24,756 | 35.6 | 102.2 | 24,958 | 37.4 | 100.8 |
税額 | 4,394 | 41.6 | 102.8 | 4,491 | 43.2 | 102.2 | 4,524 | 45.0 | 100.7 | |
その他の酒類 | 数量 | 26,768 | 37.7 | 97.3 | 25,361 | 36.5 | 94.7 | 23,582 | 35.3 | 93.0 |
税額 | 2,145 | 20.3 | 97.5 | 2,031 | 19.5 | 94.7 | 1,893 | 18.8 | 93.2 | |
合計 | 数量 | 71,058 | 100.0 | 99.7 | 69,482 | 100.0 | 97.8 | 66,783 | 100.0 | 96.1 |
税額 | 10,555 | 100.0 | 100.2 | 10,403 | 100.0 | 98.6 | 10,063 | 100.0 | 96.7 |
(単位:、%、百万円)
年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | |||||
泡盛 | 県内 | 数量 | 15,823 | 78.8 | 100.3 | 15,180 | 78.4 | 95.9 | 14,316 | 78.5 | 94.3 |
税額 | 2,825 | 70.4 | 100.1 | 2,707 | 69.8 | 95.8 | 2,543 | 69.7 | 93.9 | ||
県外 | 数量 | 4,248 | 21.2 | 96.3 | 4,185 | 21.6 | 98.5 | 3,928 | 21.5 | 93.9 | |
税額 | 1,191 | 29.7 | 96.6 | 1,174 | 30.2 | 98.6 | 1,103 | 30.2 | 94.0 | ||
合計 | 数量 | 20,071 | 100.0 | 99.4 | 19,366 | 100.0 | 96.5 | 18,244 | 100.0 | 94.2 | |
税額 | 4,016 | 100.0 | 99.0 | 3,881 | 100.0 | 96.6 | 3,647 | 100.0 | 94.0 |
(注)
平成29年度(平成29年4月〜平成30年3月)の沖縄国税事務所管内における全酒類の酒税額は 100億6千3百万円(前年比 96.7%)、課税移出数量は 66,783(前年比96.1%)となっています。
泡盛の伝統的な品質管理方法である「仕次ぎ」について、その文化的価値を再認識するとともに、経験的・科学的に有効な仕次ぎ方法を多くの人に伝えるために実施しました。
主催は沖縄国税事務所、沖縄県工業技術センター、沖縄県酒造組合、沖縄県卸売酒販組合連合会、沖縄県小売酒販組合連合会、山原島酒之会、琉球泡盛倶楽部。
国内観光客及びインバウンド向けに当所管内の酒造所を紹介することを目的とした「沖縄酒蔵マップ(日本語、英語)」及び、平成30年2月27日に変更された地理的表示「GI琉球」周知用リーフレット(日本語、英語、中国語)を作成・配付しました。
これまで、泡盛の香りや味わいを表現することは難しく、様々な立場の人がそれぞれに表現をしていたところ、沖縄国税事務所、沖縄県工業技術センター、琉球大学、沖縄工業高等専門学校の4者は、科学的知見を踏まえ、泡盛の香りや味わいを表現する言葉を整理して、ホイール状に並べた泡盛フレーバーホイールを作成し、平成29年4月26日公表しました。
このフレーバーホイールにある表現を用いて泡盛の香りや味わいの「見える化」を図ることにより、消費者は多数ある商品の中から商品選択を行いやすくなるほか、製造現場では市場のニーズに応じた研究開発が可能となるなど、製造・消費の両面に資するものとなります。
主任鑑定官では、泡盛フレーバーホイールの使用方法等について、泡盛製造者等を対象にした講習を実施しています。
泡盛の酒造技術の発展、品質向上を目的としたものである。各泡盛製造者から一般酒、古酒を出品してもらい、それらを有識者により官能評価を行っています。
その結果、特に優良であったものについては沖縄国税事務所長賞、沖縄県知事賞として沖縄県と共催で毎年11月に表彰式を行っています。
内閣府が実施する事業に参加しており、商品開発や販売促進ができる人材の育成について、鑑定官が講師を務めています。
琉球泡盛海外輸出プロジェクトの一環として行われた「第1回島酒フェスタ」をはじめ、「泡盛の女王選出大会」等の沖縄県酒造組合が主催する各イベントの支援・後援を行いました。
各種泡盛振興支援協議会に酒類業調整官をはじめ国税事務所幹部が出席し、泡盛振興に関する支援策の協議・検討を行いました。
この制度は、泡盛需要振興策の一環として、当局が歴代の泡盛の女王に泡盛クイーンズサポーターとして委託をし、意見交換会等を通じて、若者や女性の意見及び感想を集約、関係機関に情報提供するほか、泡盛関連イベントに参加し、泡盛の良さをPRするなどして泡盛振興の支援を行うことを目的とする制度であり、平成30年度は13名に委嘱しています。
多くの方に泡盛についてより知っていただくため、主任鑑定官をはじめ酒類総合研究所等から講師を招き、平成29年11月22日に沖縄、平成30年6月24日に東京で開催しました。