平成26年6月
沖縄国税事務所
平成25年度 酒税課税高等状況について
Ⅰ 全酒類の状況
平成25年度(平成25年4月～平成26年3月)の沖縄国税事務所管内における 全酒類の課税高は前年比0.7%増の109億6千4百万円で、課税移出数量は同1.3%増の74,246
であった。
課税高は平成16年度以来9年ぶり、課税移出数量は平成19年度以来6年ぶりに増加に転じた。
Ⅱ 酒類別の状況
泡盛は、課税高が前年比1.7%減の43億4千8百万円、課税移出数量が同1.8%減の21,582で、課税高及び課税移出数量は、過去最高だった平成16年度以降9年連続の減少となった。
ビールは、課税高が前年比2.4%増の42億6千万円、課税移出数量が2.4%増の23,516で、２年連続の増加となった。
その他の酒類は、課税高が前年比2.3%増の23億5千6百万円、課税移出数量が同2.9%増の29,149で、本年度、増加に転じた。
Ⅲ 泡盛の状況
県内向けの泡盛の課税高は、前年比0.9%減の30億3千7百万円、課税移出数量は、同1.1%減の16,935であった。課税高は2年連続、課税移出数量は8年連続の減少となった。
県外向けの泡盛の課税高は、前年比3.4%減の13億1千1百万円、課税移出数量は、同4.4%減の4,646であった。いずれも前年度は増加に転じていたが、ふたたび減少となった。
Ⅳ 参考
全酒類の課税移出数量(74,246)は、「美ら海水族館」の巨大水槽「黒潮の海」(7,500
)を容器に見立てると、10杯弱に相当する数量となる。
※「その他の酒類」は清酒、連続式蒸留しょうちゅう、単式蒸留しょうちゅう(泡盛を除く)、みりん、果実酒、甘味果実酒、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、発泡酒、スピリッツ及びリキュール（発泡性リキュールを含む）である。
（表1）酒税課税高等状況
（単位：、％、百万円）
| 年度 | 平成23年度 | 平成24年度 | 平成25年度 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 酒類別 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | ||||
| 泡盛 | 数量 | 22,440 | 30.5 | 98.6 | 21,988 | 30 | 98 | 21,582 | 29.1 | 98.2 |
| 課税高 | 4,501 | 41 | 99.5 | 4,421 | 40.6 | 98.2 | 4,348 | 39.7 | 98.3 | |
| ビール | 数量 | 22,755 | 30.9 | 97.7 | 22,956 | 31.3 | 100.9 | 23,516 | 31.7 | 102.4 |
| 課税高 | 4,122 | 37.6 | 97.9 | 4,160 | 38.2 | 100.9 | 4,260 | 38.9 | 102.4 | |
| その他の酒類 | 数量 | 28,386 | 38.6 | 99.1 | 28,332 | 38.7 | 99.8 | 29,149 | 39.3 | 102.9 |
| 課税高 | 2,345 | 21.4 | 97.5 | 2,302 | 21.2 | 98.2 | 2,356 | 21.5 | 102.3 | |
| 合計 | 数量 | 73,582 | 100 | 98.5 | 73,275 | 100 | 99.6 | 74,246 | 100 | 101.3 |
| 課税高 | 10,969 | 100 | 98.5 | 10,884 | 100 | 99.2 | 10,964 | 100 | 100.7 | |
（表2）泡盛の課税移出状況
（単位：、％、百万円）
| 年度 | 平成23年度 | 平成24年度 | 平成25年度 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 区分 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | 構成比 | 前年比 | |||||
| 泡盛 | 県内 | 数量 | 17,604 | 78.4 | 99.7 | 17,130 | 77.9 | 97.3 | 16,935 | 78.5 | 98.9 |
| 課税高 | 3,157 | 70.1 | 100.9 | 3,064 | 69.3 | 97.1 | 3,037 | 69.8 | 99.1 | ||
| 県外 | 数量 | 4,836 | 21.6 | 94.8 | 4,858 | 22.1 | 100.5 | 4,646 | 21.5 | 95.6 | |
| 課税高 | 1,344 | 29.9 | 96.3 | 1,357 | 30.7 | 101 | 1,311 | 30.2 | 96.6 | ||
| 合計 | 数量 | 22,440 | 100 | 98.6 | 21,988 | 100 | 98 | 21,582 | 100 | 98.2 | |
| 課税高 | 4,501 | 100 | 99.5 | 4,421 | 100 | 98.2 | 4,348 | 100 | 98.3 | ||
(注)
- 1 表1の「その他の酒類」は、清酒、連続式蒸留しょうちゅう、単式蒸留しょうちゅう(泡盛を除く)、みりん、果実酒、甘味果実酒、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、発泡酒、スピリッツ及びリキュール（発泡性リキュールを含む）の合計である。
- 2 各表の計数は、項目ごとに端数処理を行っており、必ずしも合計と一致しない。
- 3 各表の平成25年度の値は、速報値である。
平成25年度 酒税課税高等状況について
平成25年度（平成25年4月～平成26年3月）の沖縄国税事務所管内における全酒類の課税高は、109億6千4百万円（前年比100.7%）、課税移出数量は、74,246（前年比101.3%）となっています。
《参考》
平成25年度の全酒類の課税移出数量(74,246)は、「美ら海水族館」の巨大水槽「黒潮の海」(7,500)を容器に見立てると、10杯弱に相当する数量となります。