平成19事務年度(平成19年7月〜平成20年6月)における熊本国税局管内(熊本、大分、宮崎及び鹿児島の南九州4県)の源泉所得税の課税事績は、次のとおりである。

1 源泉徴収義務者数の状況

平成19事務年度末(平成20年6月30日)現在の給与所得の源泉徴収義務者数は153,514件で、前事務年度末(平成19年6月30日)に比べて1,155件(0.7%)減少した。

○ 源泉徴収義務者数の状況
区分
項目
平成19年6月30日
現在
平成20年6月30日
現在
前年対比
給与所得 154,669件 153,514件 99.3%
利子所得等 1,856件 1,823件 98.2%
配当所得 3,892件 3,883件 99.8%
特定口座内保管上場
株式等の譲渡所得等
56件 60件 107.1%
報酬料金等所得 119,622件 118,573件 99.1%
非居住者等所得 290件 213件 73.4%

2 源泉所得税の課税の状況

 平成19事務年度における源泉所得税の課税額は2,731億円で、前事務年度(平成18年7月〜平成19年6月)に比べて424億円(13.4%)減少した。
 これを主な所得ごとにみると、給与所得が406億円(14.8%)、配当所得が31億円(26.7%)減少した。
 また、利子所得等が39億円(134.5%)、非居住者等所得が1億円(16.7%)増加した。

○ 源泉所得税の課税の状況
区分
項目
平成18事務年度 平成19事務年度 前年対比
本税額 給与所得 2,736億円 2,330億円 85.2%
退職所得 65億円 60億円 92.3%
利子所得等 29億円 68億円 234.5%
配当所得 116億円 85億円 73.3%
特定口座内保管上場
株式等の譲渡所得等
27億円 25億円 92.6%
報酬料金等所得 170億円 153億円 90.0%
非居住者等所得  6億円  7億円 116.7%
3,149億円 2,728億円 86.6%
加算税額 6億円 3億円 50.0%
合計 3,155億円 2,731億円 86.6%

(注)税額は、調査等による追徴税額を含む。

3 源泉所得税の調査及び指導の状況

 平成19事務年度に調査及び指導を行った件数は7,309件で、前事務年度に比べて255件(3.4%)減少した。
 このうち、非違件数は1,975件で、前事務年度に比べて150件(8.2%)増加した。
 また、追徴税額は12億9千4百万円で、前事務年度に比べて4億8千6百万円(27.3%)減少した。

○ 源泉所得税の調査及び指導の状況
区分
項目
平成18事務年度 平成19事務年度 前年対比
調査及び指導件数 7,564件 7,309件 96.6%
非違件数 1,825件 1,975件 108.2%
追徴税額 1,780百万円 1,294百万円 72.7%

(注)追徴税額は、加算税額を含む。