熊本税務署職員
プロフィール
  • 現所属:熊本国税局
     課税部資料調査第一課
  • 採用年:平成26年

この仕事を選んだ理由は?

 大学で福祉を専攻しており、私たちが健康で豊かな生活を送るためには公的サービスが不可欠であること、そしてそれを提供するにあたって税金が重要な役割を担っていることを痛感しました。その国の根幹である税金に関わる仕事に携わりたいという気持ちから、国税の職場を選びました。

現在の仕事内容は?

 私の所属する資料調査課は、熊本国税局管内の全税務署の調査権限を有しており、その中でも、大規模な事業展開や複雑多岐な取引を行っている事案、特に悪質な不正行為を行っている事案を扱います。
 また、組織力・機動力が必要であることから、チーム体制で調査に取り組んでいます。

現在の仕事で印象に残っていることは?

 全員のプロ意識の高さです。
 困難な事案に直面し八方ふさがりだと感じた場面でも、決して諦めることなく事案に取り組む上司や先輩方を間近で見て、その「不正を断固として許さない」という信念を貫く姿に感銘を受けました。
 そして、必ず解決の糸口が見つかってきました。これは、ひとえに全員のプロ意識の高さからくるものだと感じています。

今後の目標は?

 上司や先輩方のように幅広い知識と、どんな場面にも対応できる高度なスキルを持ち、高いプロ意識のあるかっこいい国税職員になりたいです。
 そのために、今後も向上心とチャレンジ精神を忘れずに、日々自己研さんに励みます。

就職活動中の皆さんへ

 国税での調査の仕事では、多種多様な業種について見識を深めることができます。また、調査手法も多様で奥が深く、探求心は尽きません。
 さらに国の財政を担うという社会的貢献度の高い仕事でもあります。
 是非一緒に国税の職場で働いてみませんか?


熊本税務署職員
プロフィール
  • 現所属:熊本国税局
    徴収部 特別整理第1部門
  • 採用年:平成22年

現在の仕事内容は?

 私が所属する国税局の特別整理部門では、国税を滞納している事案のうち、特に大口・悪質事案の滞納整理を行っています。
 若手からベテランまで幅広い層の職員で構成され、高度な徴収技法や幅広い知識を駆使して国税債権の確保を行うセクションです。
 悪質な滞納者には複数人での捜索や差押えを行うなど、厳正に滞納処分を行うことで適正かつ公平な国税徴収の実現を目指しています。

やりがいを感じるのはどんなとき?

 徴収職員は法人個人問わず、また、様々な業種の納税者と接する機会が多いため、各業種の特色などを把握し、処理方針を見極めなくてはなりません。
 自身で解決できない事項は、部門全体で検討して解決することにより新たな知識を習得することができるため、自分のスキルアップにつながるとともに、一体感を持って仕事に取り組めることにやりがいを感じています。

現在の仕事で印象に残っていることは?

 最後の砦と呼ばれる徴収職員には、裁判所の令状なく差押え、捜索等をすることができる「自力執行権」が与えられています。
 悪質な滞納者に対し、その権限や法律を駆使することで全ての滞納国税を徴収し、納税意識を改善することができたときは職務を全うできたと強く印象に残っています。

今後の目標は?

 国際化・デジタル化が進む経済において、徴収事務も複雑・困難化が急速に進んでいるため、時代に即した徴収技法を習得できるよう日々自己研さんに努め、徴収能力に磨きをかけるとともに、人には優しく、滞納整理は厳しく行えるような税務職員を目指しています。

就職活動中の皆さんへ

 私がそうでしたが、税務に関する知識がなくても、採用後から始まる研修で知識や法律は習得でき、その後の各種研修も充実しているので心配いりません。
 不正を許さないという熱い心と正義感をもって共に仕事をしてみませんか。


熊本国税局職員
プロフィール
  • 現所属:熊本国税局
    調査査察部 特別国税調査官
  • 採用年:平成21年

この仕事を選んだ理由は?

 職場説明会で学生時代に学んだ知識や経験を活用できると聞いて、国税専門官の仕事に興味を持ちました。当時は税法や会計の知識が全くありませんでしたが、研修制度が充実していたことからこの職場を志望しました。

現在の仕事内容は?

 国税局調査査察部の調査課は、原則として資本金額等が一億円以上の大規模法人に対する税務調査を行っています。特別国税調査官は、その中でも特に規模の大きな法人を所掌しています。大規模法人の調査においては、海外取引等の高度な知識を要しますが、チームとして仕事に取り組むため初めてのことにも安心して挑戦できる部署です。

やりがいを感じるのはどんなとき?

 国税局調査査察部の調査課では、仕事の進め方や方針について、上司と相談しながら主体的に仕事をすることができます。仕事をする中で壁にぶつかることも少なくありませんが、今の自分に何ができるかを考え、壁を乗り越えることにやりがいを感じます。

今後の目標は?

 採用以降、経験年数の過半数を国税局調査査察部の調査課で過ごしていますが、今でもまだインプット期間だと感じています。これからも知識の習得に努め、いずれは経験年数が浅い後輩職員に対するサポートができるようになりたいです。

就職活動中の皆さんへ

 国税専門官の仕事には高い専門性が求められますが、研修制度が充実していますし、先輩職員からサポートも受けられます。また、国税専門官の仕事内容は多岐にわたるため、自分の可能性を広げることができます。
 興味を持たれましたら是非チャレンジしてください。


熊本国税局職員
プロフィール
  • 現所属:熊本国税局
     調査査察部 査察第2部門
  • 採用年:平成16年

この仕事を選んだ理由は?

 初めは警察官を目指して公務員試験の勉強をしていましたが、公務員の中でも同じく正義感をもって仕事ができる上、税のプロフェッショナルとして「専門性」の高い仕事ができることに大きな魅力を感じ、国税の職場で働くことを決めました。

現在の仕事内容は?

 いわゆる「マルサ」と呼ばれる査察部門は、申告納税制度を維持する「最後の砦」として脱税をした者に対して、税金を納めさせるだけでなく、懲役または罰金といった刑事責任を追及することを目的とした特別な調査を行っています。
 あらゆる情報を分析した上で悪質な納税者を調べ上げ、裁判所から許可状を得て自宅や事務所等を強制調査します。その後、差し押えた証拠物件等から脱税の事実を検討し、検察官へ告発しています。

やりがいを感じるのはどんなとき?

 査察部門は、悪質な脱税者を告発するまでに、膨大な時間と労力をかけて調査を行っていきます。体力や根気のいる大変な仕事ですが、そこには査察官一人ひとりの強い正義感と使命感があり、「不正は許さない」という同じ志を持った仲間と共に一体となって仕事を進めていくことにやりがいを感じます。

現在の仕事で印象に残っていることは?

 差し押えた証拠等を数か月にわたって入念に検討し、犯罪事実を認めない脱税者に対してその結果を追及したところ、みるみる表情が変わり、一点を見つめ黙ってしまいました。そして、何かを覚悟したかのように、脱税を認める供述を始めたのです。まだ告発に向けて調査の途中でしたが査察官の仕事がひとつ実を結んだ瞬間でした。

就職活動中の皆さんへ

 私は工業高校出身で法律や簿記の知識が全くありませんでしたが、充実した研修制度、上司や先輩方の丁寧な指導のおかげで安心して仕事に取り組むことができました。
 あとは自分のやる気だけです。やる気のある『あなた』を国税の職場は待っています。