平成23年中(平成23年1月1日〜平成23年12月31日)に亡くなった人から、相続や遺贈などにより財産を取得した人に係る申告事績の概要は次のとおりです。

1 被相続人数

被相続人数(死亡者数)は32,983人(前年31,899人)、このうち相続税の課税対象となった被相続人数は1,063人(前年1,048人)で、課税割合は3.2%(前年3.3%)となっており、前年より0.1ポイント低下しました。

2 課税価格

課税価格は1,820億700万円(前年1,911億3,900万円)で、被相続人1人当たりでは1億7,122万円(前年1億8,238万円)となっています。

3 税額

税額は143億3,100万円(前年158億6,900万円)で、被相続人1人当たりでは1,348万円(前年1,514万円)となっています。

4 相続財産の金額の構成比

相続財産の金額の構成比は、土地41.5%(前年46.1%)、現金・預貯金等25.7%(前年23.0%)、有価証券13.4%(前年11.7%)の順となっています。

(別表) 相続税の申告事績

年分 平成22年分 平成23年分  
項目 対前年比
1  被相続人数(死亡者数)
31,899 32,983 103.4
2 相続税の申告書(相続税額があるもの)の提出に係る被相続人数
1,048 1,063 101.4
3 課税割合(2/1) ポイント
3.3 3.2 ▲0.1
4  相続税の納税者である相続人数
2,379 2,484 104.4
5  課税価格 百万円 百万円
191,139 182,007 95.2
6 税額 百万円 百万円
15,869 14,331 90.3
7 被相続人1人当たり  課税価格(5/2 万円 万円
18,238 17,122 93.9
8 税額(6/2 万円 万円
1,514 1,348 89.0

(注)

  • 1 相続税額がある申告書(修正申告書を除く。以下同じ。)を集計対象としている。
  • 2 平成22年分は、平成23年10月31日までに提出された申告書に基づいて集計している。
    平成23年分は、平成24年10月31日までに提出された申告書のうち入力されたデータ(速報値)に基づいて集計している。
  • 3 「課税価格」は、相続財産価額から、被相続人の債務・葬式費用を控除し、相続開始前3年以内の被相続人から相続人等への生前贈与財産価額及び相続時精算課税適用財産価額を加えたものである。
  • 4 「被相続人数(死亡者数)」は、厚生労働省統計情報部「人口動態統計」による。

(付表1)

平成6年分から平成23年分の相続税の課税割合の推移のグラフ。

(付表2)

平成6年分から平成23年分の相続税の課税価格及び税額の推移のグラフ。

(付表3)

平成6年分から平成23年分の相続財産の金額の構成比の推移のグラフ、平成23年分、土地41.5%、家屋6.36%、有価証券13.4%、現金、預貯金等25・7%、その他12.8%。