令和2年8月7日

広島国税局

広島国税局では、適正かつ公平な徴収を実現するため、期限内収納の確保に努めるとともに、滞納となったものについては、納税者個々の実情を踏まえながら、法令等に基づき、納税緩和措置の適用や滞納処分を実施するなどして確実な徴収に努めています。
 特に、新型コロナウイルス感染症の影響により納税が困難な方に対しては、法令等に基づき、納税の猶予等の納税緩和措置を迅速かつ柔軟に適用するなど、引き続き、適切に対応しています。

正誤表(PDF/130KB)

(注1)滞納とは、国税が納期限までに納付されず、督促状が発付されたものをいいます。
(注2)新たに施行された「納税の猶予制度」の適用を受けた国税は、滞納に含まれません。

令和元年度租税滞納状況

(単位:百万円)

  D(A+B−C)
平成30年度末
滞納整理中のものの額
(前期繰越額)
新規発生滞納額 整 理 済 額 令和元年度末
滞納整理中のものの額
(次期繰越額)
全税目 (93.6%) (85.9%) (89.5%) (89.5%)
18,589 19,429 21,381 16,637
  所 得 税 9,031 4,173 5,106 8,098
  内 源泉所得税 2,407 1,157 1,254 2,310
内 申告所得税 6,624 3,016 3,852 5,788
法 人 税 2,070 2,470 2,051 2,489
相 続 税 671 503 719 455
消 費 税 6,735 12,167 13,407 5,495
その他税目 82 116 98 101

(注)

  • 1 括弧内の数値は、対前年度比です。
  • 2 地方消費税を除いています。
  • 3 令和2年4月及び5月に督促状を発付した滞納のうち、その国税の所属年度(納税義務が成立した日の属する年度)が令和元年度所属となるものを含んでいます。
  • 4 各々の計数で四捨五入をしているため、合計が一致しない場合があります。

滞納整理中のものの額(滞納残高)

令和元年度末における滞納整理中のものの額は、166億37百万円となりました。
 (平成30年度(185億89百万円)より19億52百万円(10.5%)減少)

【ポイント】

○ 滞納整理中のものの額は減少し、ピーク時(平成7年度、615億4百万円)の27.1%になりました。

滞納整理中のものの額の推移

平成元年度から令和元年度の滞納整理中のものの額及び税目ごとの内訳を表したグラフ

(注) 地方消費税を除いています。

新規発生滞納額

期限内収納を確保するため、期限内納付に関する広報や納期限前後の納付指導の実施、滞納の未然防止に努めたこと等により、令和元年度の新規発生滞納額は、194億29百万円となりました。
(平成30年度(226億20百万円)より31億91百万円(14.1%)減少)

【ポイント】

○ 新規発生滞納額は、前年に比べ減少(85.9%)し、ピーク時(平成5年度、644億32百万円)の約3割(30.2%)になりました。

新規発生滞納額の推移

平成元年度から令和元年度の新規発生滞納額及び税目ごとの内訳を表したグラフ

(注) 地方消費税を除いています。

滞納発生割合

滞納発生割合(新規発生滞納額(194億29百万円)/徴収決定済額(2兆3,415億76百万円))は、0.8%となりました。
 (注)徴収決定済額とは、申告などにより課税されたものの額をいいます。

【ポイント】

○ 滞納発生割合は、0.8%であり、引き続き、低水準となっています。

滞納発生割合の推移

平成10年度から令和元年度の滞納発生割合を表したグラフ

(注) 地方消費税を除いています。

整理済額

滞納については、集中電話催告センター室において、新規発生滞納事案を幅広く所掌して、早期かつ集中的に電話催告等を行い、効果的・効率的な滞納整理を行うほか、国税局や税務署の徴収担当部署においては、納税者個々の実情を踏まえながら、法令等に基づき、確実な徴収に努めました。
 その結果、令和元年度の整理済額は、213億81百万円となりました。
 (平成30年度(238億96百万円)より25億15百万円(10.5%)減少)
 (注)令和2年3月からは新型コロナウイルス感染症の影響により、納税が困難な方に対して、猶予制度の適用を優先して行いました。

【ポイント】

○ 整理済額(213億81百万円)は、新規発生滞納額(194億29百万円)を19億52百万円上回りました。

整理済額の推移

平成元年度から令和元年度の滞納の整理済額及び税目ごとの内訳を表したグラフ

(注) 地方消費税を除いています。

滞納整理中のものの額の推移(全税目)

平成元年度から令和元年度の滞納整理中のものの額の推移(全税目)を表したグラフ

(注) 地方消費税を除いています。

滞納整理中のものの額の推移(消費税)

平成元年度から令和元年度の滞納整理中のものの額の推移(消費税)を表したグラフ

(注) 地方消費税を除いています。

主要税目別の租税滞納状況

(単位:百万円)

区分 A B C D(A+B-C)
税目 前年度末滞納整理中のものの額 新規発生滞納額 整理済額 当年度末滞納整理中のものの額
全税目合計 29 外 1,723 外 3,841 外 3,861 外 1,703
(91.7%) (102.6%) (96.4%) (98.4%)
20,190 23,791 24,116 19,865
30 外 1,703 外 3,648 外 3,568 外 1,784
(98.4%) (95.1%) (99.1%) (93.6%)
19,865 22,620 23,896 18,589
外 1,784 外 3,294 外 3,622 外 1,456
(93.6%) (85.9%) (89.5%) (89.5%)
18,589 19,429 21,381 16,637
主要税目別の
内訳
所得税 29 (94.6%) (119.6%) (112.7%) (97.0%)
11,233 6,776 7,108 10,900
30 (97.0%) (83.7%) (106.1%) (82.9%)
10,900 5,673 7,543 9,031
(82.9%) (73.6%) (67.7%) (89.7%)
9,031 4,173 5,106 8,098
  源泉所得税 29 (96.6%) (183.7%) (174.7%) (96.0%)
4,389 2,019 2,193 4,214
30 (96.0%) (56.6%) (134.6%) (57.1%)
4,214 1,143 2,951 2,407
(57.1%) (101.2%) (42.5%) (96.0%)
2,407 1,157 1,254 2,310
申告所得税 29 (93.4%) (104.2%) (97.3%) (97.7%)
6,844 4,757 4,915 6,686
30 (97.7%) (95.2%) (93.4%) (99.1%)
6,686 4,530 4,592 6,624
(99.1%) (66.6%) (83.9%) (87.4%)
6,624 3,016 3,852 5,788
法人税 29 (75.8%) (132.2%) (94.9%) (103.6%)
1,714 2,052 1,991 1,775
30 (103.6%) (115.2%) (103.9%) (116.6%)
1,775 2,363 2,068 2,070
(116.6%) (104.5%) (99.2%) (120.2%)
2,070 2,470 2,051 2,489
相続税 29 (103.7%) (117.9%) (115.3%) (106.3%)
623 618 579 662
30 (106.3%) (152.4%) (161.1%) (101.4%)
662 942 933 671
(101.4%) (53.4%) (77.1%) (67.8%)
671 503 719 455
消費税 29 外 1,723 外 3,841 外 3,861 外 1,703
(91.0%) (92.8%) (89.7%) (98.3%)
6,579 14,254 14,366 6,467
30 外 1,703 外 3,648 外 3,568 外 1,784
(98.3%) (94.9%) (92.3%) (104.1%)
6,467 13,524 13,256 6,735
外 1,784 外 3,294 外 3,622 外 1,456
(104.1%) (90.0%) (101.1%) (81.6%)
6,735 12,167 13,407 5,495
その他税目 29 (97.6%) (107.1%) (83.7%) (148.8%)
41 91 72 61
30 (148.8%) (129.7%) (133.3%) (134.4%)
61 118 96 82
(134.4%) (98.3%) (102.1%) (123.2%)
82 116 98 101

(注)

  • 1 括弧内の数値は、対前年度比です。
  • 2 上記の計数は国税の滞納状況を示したものであるため、地方消費税を除いています。
  • ただし、地方税法附則第9条の4の規定により、当分の間、国が消費税の賦課徴収と併せて地方消費税の賦課徴収を行うものとされていることから、「全税目合計」及び「消費税」欄の外書として、地方消費税の滞納状況を示しています。
  • 3 各々の計数において、百万円未満を四捨五入したため、合計とは一致しないものがあります。