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6. 平成28事務年度における相続税の調査の状況について

【鳥取県】
平成29年11月
広島国税局

1　実地調査件数及び申告漏れ等の非違件数

相続税の実地調査は、平成26年に発生した相続を中心に、国税局及び税務署で収集した資料情報等から申告額が過少であると想定される事案や、申告義務があるにもかかわらず無申告と想定される事案等について実施しました。
　実地調査の件数は51件（平成27事務年度54件）、このうち申告漏れ等の非違があった件数は42件（平成27事務年度44件）で、非違割合は82.4％（平成27事務年度81.5％）となっています。

2　申告漏れ課税価格

申告漏れ課税価格は9億１千４百万円（平成27事務年度13億7千7百万円）で、実地調査1件当たりでは1,792万円（平成27事務年度2,550万円）となっています。

3　申告漏れ相続財産の金額の内訳

申告漏れ相続財産の金額の内訳は、現金・預貯金等3億7千3百万円（平成27事務年度6億6千万円）が最も多く、続いて有価証券1億4千7百万円（平成27事務年度４千７百万円）、土地7千8百万円（平成27事務年度2億1千５百万円）の順となっています。

4　追徴税額

追徴税額（加算税を含む。）は1億2千1百万円（平成27事務年度1億7千4百万円）で、実地調査1件当たりでは237万円（平成27事務年度322万円）となっています。

5　重加算税の賦課件数

重加算税の賦課件数は1件（平成27事務年度１件）、賦課割合は2.4％（平成27事務年度2.3％）となっています。

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（別表）　相続税の調査事績

事務年度等			平成27事務年度	平成28事務年度
項目					対前事務年度比
	実地調査件数		件	件	％
			54	51	94.4
	申告漏れ等の非違件数		件	件	％
			44	42	95.5
	非違割合（/）		％	％	ポイント
			81.5	82.4	0.9
	重加算税賦課件数		件	件	％
			1	1	100.0
	重加算税賦課割合（/）		％	％	ポイント
			2.3	2.4	0.1
	申告漏れ課税価格(※)		百万円	百万円	％
			1,377	914	66.4
	のうち重加算税賦課対象		百万円	百万円	％
			56	43	76.8
	追徴税額	本税	百万円	百万円	％
			156	109	69.9
		加算税	百万円	百万円	％
			18	12	66.7
		合計	百万円	百万円	％
			174	121	69.5
	実地調査1件当たり	申告漏れ課税価格（※）（/）	万円	万円	％
			2,550	1,792	70.3
		追徴税額（/）	万円	万円	％
			322	237	73.6

（※）　「申告漏れ課税価格」は、申告漏れ相続財産額（相続時精算課税適用財産を含む。）から、被相続人の債務・葬式費用の額（調査による増減分）を控除し、相続開始前3年以内の被相続人から法定相続人等への生前贈与財産額（調査による増減分）を加えたものである。このため、付表1「申告漏れ相続財産の金額の推移」の金額と一致しない。

（付表1）　申告漏れ相続財産の金額の推移

（付表2）　申告漏れ相続財産の金額の構成比の推移