○ 企業等の事業、投資活動のグローバル化が進展する中で、海外取引を行っている法人の中には、海外の取引先からの売上げを除外するなどの不正計算を行うものが見受けられます。このような海外取引法人等に対しては、租税条約等に基づく情報交換制度を積極的に活用するなど、深度ある調査に取り組んでいます。

○ 平成27事務年度においては、海外取引法人等に対する調査を408件(前年対比96.7%)実施し、このうち、海外取引等に係る非違が107件(同101.9%)あり、11億3,100万円(同100.4%)の申告漏れ所得金額を把握しました。


○ 海外取引法人等に対する実地調査の状況(税務署所管法人)
事務年度等 26 27  
項目 前年対比
実地調査件数
422 408 96.7
海外取引等に係る非違があった件数
105 107 101.9
  うち不正計算があった件数
26 25 96.2
海外取引等に係る申告漏れ所得金額 百万円 百万円
1,127 1,131 100.4
  うち不正所得金額 百万円 百万円
488 512 104.9
調査1件当たりの海外取引等に係る申告漏れ所得金額 千円 千円
2,670 2,772 103.8