○ 国税局では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な個人などの、いわゆる「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査を実施しており、平成29事務年度においても積極的に取り組んでいます。

○ 平成28事務年度においては、147件(前年比72.4%)の調査を実施し、追徴税額は総額で2億8千3百万円となっています。

○ 1件当たりの追徴税額は193万円(前年比136.9%)で、所得税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たり追徴税額148万円の約1.3倍となっています。

○ 富裕層に対する調査状況
27事務年度 28事務年度 対前年比 (参考)
28事務年度 実地調査
(特別・一般)全体
調査件数(件) 203 147 72.4% 2,343
申告漏れ等の非違件数(件) 152 116 76.3% 1,990
申告漏れ所得金額(百万円) 945 1,061 112.3% 18,839
追徴税額(百万円) 286 283 99.0% 3,468
一件当たり
申告漏れ所得金額(万円)
466 722 154.9% 804
一件当たり
追徴税額(万円)
141 193 136.9% 148