○ 国税庁では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な者など、いわゆる「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査をしており、本事務年度においても積極的に取り組んでいきます。

○ 平成23事務年度においては、142件(前年比89.9%)の調査を実施し、追徴税額は総額で5億6千万円となっています。

○ また、1件当たりの追徴税額は394万円で、所得税の実地調査1件当たりの追徴税額121万円の約3.2倍となっています。


○ 富裕層に対する調査状況
事務年度等 22事務年度 23事務年度   (参考)23事務年度 実地調査
項目 対前年比 (特別・一般)全体
調査件数 158 142 89.9 3,688
申告漏れ等の非違件数 129 116 89.9 3,032
申告漏れ所得金額 百万円 1,379 1,483 107.5 25,047
追徴税額 百万円 484 560 115.7 4,442
一件当たり 申告漏れ所得金額 千円 8,726 10,450 119.7 6,792
追徴税額 千円 3,061 3,943 128.8 1,205