平成12年度厚生科学研究費補助金厚生科学特別研究事業
「未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査」研究班
(問い合わせ先)
国立療養所久里浜病院 鈴木健二
TEL:0468−48−1550
鳥取大学医学部衛生学 尾崎米厚
TEL:0859−34−8024
平成12年度厚生科学特別研究事業 「未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査」概要
平成8年度の同調査に引き続き、全国の中・高校生の喫煙および飲酒行動の実態およびその関連要因を明らかにし、未成年者の喫煙および飲酒対策をさらに推進するための基礎資料とする。
平成12年全国学校総覧より抽出した中学校132校、高等学校102校宛に調査票を送付し、このうち中学校99校および高等学校77校から調査の協力が得られた。有効回答数は106,297通であり、これを解析の対象とした。
本調査の時期は、平成12年12月から13年1月末までであった(平成8年度の同調査:平成8年12月から9年1月末まで。)
調査方法は前回の調査と同様、調査対象校に、協力依頼とともに調査票を送付した。調査の協力が得られた学校においては、各担任より生徒に調査票が配布され、生徒が自記式無記名で記入後、糊付き封筒に入れた。教師は、これを回収し、未開封のまま国立公衆衛生院宛に調査票を返送した
中学校の協力校数は99校で学校としての協力率75%、有効回答数は47,246通、協力校の生徒協力率は89.5%、調査対象者数の有効回答率は66.1%であった。高等学校の協力校数は77校で学校としての協力率75.5%、有効回答数は59,051通、協力校の生徒協力率は87.3%、調査対象者数の有効回答率は59.3%であった。
参考:平成8年および平成12年度調査の協力率
平成8年度調査における回収状況(平成8年全国学校総覧より抽出)
全国学校総覧における全学校数 | 対象校数* | 協力校数 | 学校としての協力率(%) | 有効回答数 | 協力校の生徒協力率(%) | 有効回答率(%) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
中学校 | 11,274 | 122 | 80 | 65.5 | 42,798 | 99.3 | 64.1 |
高等学校 | 5,501 | 109 | 73 | 67.0 | 73,016 | 90.8 | 62.5 |
平成12年度調査における回収状況(平成12年全国学校総覧より抽出)
全国学校総覧における全学校数 | 対象校数* | 協力校数 | 学校としての協力率(%) | 有効回答数 | 協力校の生徒協力率(%) | 有効回答率(%) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
中学校 | 11,220 | 132 | 99 | 75.0 | 47,246 | 89.5 | 66.1 |
高等学校 | 5,315 | 102 | 77 | 75.5 | 59,051 | 87.3 | 59.3 |
グラフ1.中学校生,高校生飲酒率比較(平成8年および12年)
男子
月飲酒者(月に1日以上飲酒している(毎日を除く))
毎日飲酒者
女子
月飲酒者(月に1日以上飲酒している(毎日を除く))
毎日飲酒者