日時: 平成17年6月23日 15:00〜16:45
場所: 国税庁第一会議室
出席者:
酒類分科会委員 | 小林分科会長 |
小川分科会長代理 | |
飯村 委員 | |
潮田 委員 | |
金子 委員 | |
津 委員 | |
辰馬 委員 | |
説明者 国税庁 | 大武国税庁長官 |
岡本審議官 | |
小鞠酒税課長 | |
濱田鑑定企画官 | |
亀井酒税企画官 | |
初谷酒税課長補佐 |
初谷課長補佐
それでは、ただいまから国税審議会酒類分科会を開催いたします。
委員の皆様方にはおかれましては、大変お忙しいところ、また遠方より御足労いただきまして、まことにありがとうございます。
本日は、本年1月の酒類分科会委員の発令後、最初の会合ですので、分科会長を選任していただくまでの間、私、酒税課課長補佐の初谷が、当面の進行役を務めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
まず最初に、本日御出席をいただいております方々を御紹介させていただきます。
飯村 穰委員でございます。
潮田 道夫委員でございます。
小川 是委員でございます。
金子 ひろみ委員でございます。
津 十月委員でございます。
小林 逸太委員でございます。
辰馬 章夫委員でございます。
なお、本日は、田嶼 尚子委員、水野 忠恒委員におかれましては、御都合により御欠席という連絡を受けております。
本日は、酒類分科会委員9名のうち7名の方々に御出席いただいておりますので、委員の過半数が御出席ということで、本会は有効に成立していることを御報告させていただきます。
続きまして、国税庁側の出席者を紹介させていただきます。
大武国税庁長官でございます。
岡本審議官でございます。
小鞠酒税課長でございます。
濱田鑑定企画官でございます。
亀井酒税企画官でございます。
それでは、ここで大武国税庁長官から皆様に御挨拶を申し上げます。
大武国税庁長官
国税庁長官の大武でございます。委員の皆様方におかれましては、御多用にもかかわらず御出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、日ごろから税務行政につきまして、あるいは酒類行政につきまして多大な御理解と御協力をいただいておりますことを、まずもって御礼申し上げたいと思います。
本日は、酒類に関しまして、いろいろと御議論いただくわけでございますが、酒類業を取り巻く環境の変化といたしましては、まず、生産年齢人口、働き盛りの人口が1995年にピークアウトして、酒類を消費する国内人口が減ってきているということがございます。総人口自体は今年がピークだと存じますが、既に生産年齢人口数がどんどん減ってきているということがございます。
さらに、食生活のグローバル化ということがございます。食生活自体がグローバル化して、いろいろな食品を食べるようになってきたことに伴いまして、どの国においても国酒が売れなくなってきているということがございます。その結果、若者の日本酒離れというのがあるかと思います。
あるいは、消費者の健康志向の高まりということもございます。さらには、流通構造の変化というのも非常に目まぐるしく動いております。いずれにせよ、生産、流通、消費の各段階において酒類に関する大変大きな変化が起きているというわけでございます。
こうした中で、酒類業の健全な発達ということが、私ども国税庁の使命でございますので、やはり、製造、卸、小売、さらには飲食店や消費者を含めた酒類産業全体の現状を把握、整理した上で、問題点をつかみ出し、地域ブランドの確立・支援を初めとした酒類業生販三層全体の活性化に向けたいろいろな取組を実施しているところでございます。
それからまた、未成年者飲酒防止等に対する社会的要請、あるいは、品質等の商品情報に対する消費者の関心の高まりということに応えますために、引き続き酒類に関する表示の基準の適切な見直しを行って、その運用に万全を期していくこととしています。
本日の審議事項でございますが、二つございます。
まず、一つは、今月の9日に諮問させていただきました「未成年者の飲酒防止に関する表示基準を定める件の一部改正について」でございます。この件は、酒類の販売場所における表示に、より実効性を持たせることにより、未成年者の酒類へのアクセスを未然に防止するために、未成年者の飲酒防止に関する表示の文言について改正を行うというものでございます。
それから、二つ目の審議事項は、今月9日に諮問させていただきました「地理的表示に関する表示基準を定める件の一部改正について」でございます。本件は、やはり消費者の視点に立った適切な商品情報の提供及び清酒の地域ブランド確立に向けた体制の整備を行うため、ぶどう酒及び蒸留酒のみを対象とする現行の地理的表示に関する表示基準に、さらに清酒の地理的表示を保護する規定を追加するというものでございます。
詳細については、後ほど事務局から説明しますが、一例を申しますと、近年、ニューヨークにおける大変なすしブームによりまして、すし屋さんが大変に増加しておりまして、米の酢を使うすしでございますから、あわせて米の酒が大変に売れている状況でございます。ところが、日本料理店あるいはすしバーのかなりのものは、中国人の方が経営しているものですから、中国産のお酒がサケと称して売られているというような事態もございます。
そこで、やはり地理的な表示に関する制度をきちんと整備していく必要性がかなり高まってきているというわけでございます。
いずれにしましても、委員の皆様方におかれましては、よろしく御審議のほどお願いを申し上げたいと思います。
最後になりましたけれども、委員の皆様方におかれましては、税務行政並びに酒類行政につきまして、今後とも御理解、御協力を賜りますようにお願い申し上げまして、簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
初谷課長補佐
それでは、国税審議会令第5条第1項の規定に基づきまして、委員の皆様方により酒類分科会長の互選をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
飯村委員
それでは、互選ということでございますので、僭越ではございますけれども、酒類分科会の分科会長を小林委員にお願いしてはいかがかと存じます。小林委員は、高い学識、見識をお持ちでございますし、当分科会の分科会長の御経験もおありでございますので、極めて御適任かと存じます。よろしくお願いいたします。
初谷課長補佐
今、小林委員を分科会長にという声がありましたが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
初谷課長補佐
では、小林委員に分科会長をお願いするということで、よろしくお願いいたします。
小林分科会長
どうぞよろしくお願いします。
初谷課長補佐
続きまして、当分科会の分科会長代理をお決めいただきたいというふうに思いますが、審議会令5条3項によりまして、その職務を代理する委員を分科会長が指名することになっておりますので、小林分科会長から御指名をお願いしたいと思います。
小林分科会長
大変恐縮ですが、小川是委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
初谷課長補佐
小川委員、よろしくお願いいたします。
それでは、小林分科会長におかれましては、分科会長席にお移りをいただきたいと思います。
(席の移動)
初谷課長補佐
それでは、以下の議事進行を小林分科会長にお願いしたいと存じます。よろしくお願いいたします。