酒税法において、納税義務の成立した酒税について、法定の理由がある場合に一定の条件の下でその酒税が免除される制度がある。
本問は、(1)未納税移出及び未納税引取の制度が設けられている趣旨、(2)未納税引取の規定を適用するために必要な酒税法上の手続及び(3)未納税引取の規定の適用を受けることができる場合について、その理解を問うものである。
酒税法の総合的な理解を問うため、製造場から移出した酒類について、酒類の品目及びその判定理由並びにその酒類の課税標準数量に対する酒税額、控除を受けようとする酒税額、納付すべき酒税額までの算出を求める問題である。
主なポイントは次のとおりである。