• 日本におけるビールの歴史

    5,000年以上前から人類に親しまれてきたビールが、日本の記録に初めて登場するのは江戸時代のことです。1613年、平戸(現・長崎県平戸市)に入港したイギリス船の積荷リストの中にビールが記載されており、これが日本におけるビールの最も古い記録とされています。江戸時代後期、オランダ語を通じて西洋の文物を学ぶ「蘭学」が確立すると、幕府の厳しい取り締まりを受けながらも、知識階層の中で西洋の情報が広まっていきました。こうした中で蘭学者が著した書物には、ビールについての記述も見られるようになっていきます。幕末には蘭学者・川本幸民が、日本人で初めてビールを試醸したとされています。明治時代に日本初のビール醸造所が生れて以降、各地に続々とビール会社が生まれたが、最終的に国内のビール製造は大手に集約されることになった。戦後も、国内のビール製造はほぼ数社の大手メーカーによって行われていた。戦後の高度成長期を通じ、ビールは国民的な飲料として消費が拡大して行った。

    <参考:キリン歴史ミュージアム https://museum.kirinholdings.com/history/nenpyo/bn_01.html

    ビール製造免許場の増加

    1994年、酒税法の改正により、ビールの製造免許取得に必要な最低製造量がそれまでの2,000KLから60KLまで引き下げられました。これにより、小規模な事業者もビールを製造することが可能となり、日本全国に少量生産のいわゆる「地ビール」が続々と誕生しました。現在では400を超えるメーカーが、それぞれのレシピやコンセプトに基づいたビールづくりを行っていて、国際的なコンペティションで高い評価を得ているものも多数あります。