開催日及び場所 平成21年6月16日(火) 四国財務局第二会議室
委員 委員長 高倉   康(監査法人トーマツ高松事務所 公認会計士)
委  員 平井 健之(国立大学法人香川大学経済学部 教授)
委  員 藤本 邦人(アローズ法律事務所 弁護士)
審議対象期間 平成21年1月1日(木)〜平成21年3月31日(火)
契約実績状況 平成17年度から平成20年度までの契約実績状況を説明
抽出案件 4件 (備考)
競争入札(物品役務等)
【応札(応募)業者数1者関連】
2件 契約件名:自動体外式除細動器(AED) 21台
契約相手方:北四国綜合警備保障株式会社
契約金額:3,737,475円
契約締結日:平成21年3月5日
担当部局:高松国税局
契約件名:平成20年度三条住宅ほか33住宅地上デジタル波対応調査業務外
契約相手方:DXアンテナ株式会社高松営業所
契約金額:6,825,000円
契約締結日:平成21年2月12日
担当部局:四国財務局
競争入札(物品役務等)
1件 契約件名:「生活設計・資産運用について考えるシンポジウム」の開催に係る運営等業務委託
契約相手方:株式会社オリコ
契約金額:703,500円
契約締結日:平成21年1月9日
担当部局:四国財務局
随意契約(物品役務等) 1件 契約件名:松山若草合同庁舎、同駐車場及び周辺道路警備等請負業務
契約相手方:愛媛綜合警備保障株式会社
契約金額:3,104,850円
契約締結日:平成21年1月7日
担当部局:高松国税局
委員からの意見・質問、
それに対する回答等
下記のとおり
委員会による意見の具申
又は勧告の内容
なし
                                       記
 意見・質問 回答
案件1
「自動体外式除細動器(AED) 21台」
契約相手方:北四国綜合警備保障株式会社
契約金額:3,737,475円
契約締結日:平成21年3月5日
担当部局:高松国税局
 応札者が1者であった原因は何が考えられるか。   前回(平成20年2月)の入札時には2者の応札があった。
  今回についても、複数の者が入札に参加できるよう、仕様書を作成するに当たり、特別な資格は付与しておらず、また、資格等級についても幅を広げていた。
 入札事項説明時には他の業者もいたが、結果的に応札者が1者となった。
 その理由については不明だが、今回購入した製品は、国内においてその販売シェアが大きいため、価格的なものも要因の一つではないかと推測している。
 落札率が低い要因は何が考えられるか。  予定価格は、前回の契約金額や、仕様に適合する機器のうち、最も安価なものを基に算出しており、問題はなかったと考えている。
 推測ではあるが、前回契約時より調達台数が多いことや、国内でのAEDの普及が進み、販売価格が安価になったことが考えられる。
 直接、製造メーカーから購入すれば、より安価だったのではないか。  調達方法は、一般競争入札で行っており、参加資格さえ有していれば、メーカーも参加できる状態である。
 仕様についても、メーカーが参加できない要素はない。
 応札者が1者であった要因の一つとして、AEDの普及が進んだことにより品薄となった上に、落札から納期までが短いため、納品が難しかったことが考えられないか。  当局においては、前回入札時に応札者が1者であった案件、又は、応札者が1者となることが想定される案件については、公告期間を延長している。
 本件について、AEDの製造・出荷状況は把握しておらず、不明であるが、今後はこの案件に限らず、入札公告を早くし、契約から納期までの期間も充分に確保していきたい。
案件2 「『生活設計・資産運用について考えるシンポジウム』の開催に係る運営等業務委託」
契約相手方:株式会社オリコ
契約金額:703,500円
契約締結日:平成21年1月9日
担当部局:四国財務局
 契約日からシンポジウムの開催日まで短期間であるが、仕様書のとおり準備はできたのか。  開催場所や出演者の選定については、当局において早い段階から準備を進めていた。
 それ以外の運営部分を委託したが、入札公告時において、各業者から困難である旨の話はなかった。
 本件の契約業者は、他の応札者に比べ非常に安価ではあるが、価格には企画や運営といった要素が含まれていると思われ、価格以外の要素を含めての総合的な判断が必要だったのではないか。  シンポジウムの内容については、金融庁が主体的に検討しており、他局の開催実績もある。中身の方針やパネリスト等の選定は当局が行っているため、総合的な評価は行わず価格で判断した。
案件3 「松山若草合同庁舎、同駐車場及び周辺道路警備等請負業務 」
契約相手方:愛媛綜合警備保障株式会社
契約金額:3,104,850円
契約締結日:平成21年1月7日
担当部局:高松国税局
 本件は、入札を行ったが、応札者がおらず、随意契約に至ったとあるが、これ以外にも高松国税総合庁舎及び新居浜税務署における駐車場警備の契約についても、同様に応札者がなく随意契約となっている。
 これらのことから、応札者がいない理由を十分検討すべきであると思うが、どういった検討をしているのか。
 まず、高松国税総合庁舎の駐車場警備の契約は、昨年度までは競争入札が成立し、契約に至っている。新居浜税務署確定申告署外会場駐車場警備の契約は、昨年度までは、署において随意契約をしていた。
 本件については、以前から入札を実施しても応札者がなく、結果として随意契約をしている。
 仕様書等に問題はないと思われるが、見積徴取業者の1者によると、警備契約の期間が短いことと、また、年度末がせまり、道路工事等で警備業務の需要が多いためとのことであった。
 また、警備の人数についても、より効率的な予算の執行のため、来署者数の増加に併せて警備の人数を増やす等、人員確保の難しさも要因の一つと思われる。
 もっと早い時期に公告し、業者に早い時期から予定させればどうか。  今後検討する。
 見積徴取業者について、過去に受注実績がある者ということであったが、リスクは伴うが、もう少し業者の枠を広げてみてはどうか。  今後検討する。
案件4 「平成20年度三条住宅ほか33住宅地上デジタル波対応調査業務外」
契約相手方:DXアンテナ株式会社高松営業所
契約金額:6,825,000円
契約締結日:平成21年2月12日
担当部局:四国財務局
 応札者が1者であった要因は何が考えられるか。  本件の打合せ時の話では、県営住宅や市営住宅、民間の賃貸住宅や分譲マンションも同様の調査を行っており、需要が多く業務が多忙とのことであった。
 こういったことも、要因の一つと思われる。
 今後も同様の調査の予定はあるか。

 当面予定はない。

 調査時期としては、この時期が適切だったのか。  アナログ放送の終了時期が近づくと、更にこういった調査業者への調査依頼が増えてくると思われるため、本件の時期としては妥当だったと考える。