開催日及び場所 平成20年9月29日(月) 高松国税局第一会議室
委員 委員長 高倉   康(監査法人トーマツ高松事務所 公認会計士)
委  員 平井 健之(国立大学法人香川大学経済学部教授)
委  員 藤本 邦人(アローズ法律事務所 弁護士)
審議対象期間 平成20年4月1日(火)〜平成20年6月30日(月)
契約実績の説明 平成19年度の契約実績の説明
抽出案件 4件 (備考)
競争入札(公共工事) 2件 契約件名:高松税務署屋内模様替工事
契約相手方:有限会社蓮井興業
契約金額:4,200,000円
契約締結日:平成20年5月9日
担当部局:高松国税局
契約件名:平成19年度屋島住宅1号棟新築工事
契約相手方:大末建設株式会社四国支店
契約金額:866,250,000円
契約締結日:平成20年6月30日
担当部局:四国財務局
随意契約(公共工事) −件
競争入札(物品役務等) 1件 契約件名:複写機及び複合機の保守業務(区分2)リコーimagioMP6000
契約相手方:石井事務機株式会社
契約金額(単価契約):1.3755円
 〃 (予定調達総額):35,262,318円
契約締結日:平成20年4月1日
担当部局:高松国税局
随意契約(物品役務等) 1件 契約件名:平成20年度三条住宅1号棟外4棟昇降機保守管理業務
契約相手方:フジテック株式会社四国支店
契約金額:3,956,400円
契約締結日:平成20年4月1日
担当部局:四国財務局
応札(応募)業者数1者関連 2件 ※競争入札(物品役務等)及び随意契約(物品役務等)と同じ
委員からの意見・質問、
それに対する回答等
下記のとおり
委員会による意見の具申
又は勧告の内容
なし
                                                   記
 意見・質問 回 答
【契約実績の説明)
※特になし
案件1 「高松税務署屋内模様替工事」
契約相手方:有限会社蓮井興業
契約金額:4,200,000円
契約締結日:平成20年5月9日
担当部局:高松国税局
 予定価格に比べ、落札額が非常に低いが、どういった要因が考えられるか。  推察ではあるが、入札公告が年度当初で、年間を通じて比較的発注件数の少ない時期であり、入札業者も契約実現に向け、低価格の入札を行ったのではないかと思われる。
 なお、検査確認を行った結果、仕様書どおり適正に履行されており、問題はない。
 今回の案件については、14者が応札しており、中には入札額が予定価格を超えている者もおり、予定価格についても適正であったと考えている。
 本件の参加資格等級は「D」であるが、更に「C」等級の者も参加できるよう拡大し、結果として「C」等級の者が多く参加している。「D」等級の者だけでは少ないと予想していたのか。  過去の経験則も踏まえ、応札者が少ないと競争性の確保が難しくなると判断し、多くの応札者を募るため、資格等級の1等級上位まで参加させている。
 今回の工事の目的が、内部事務の一元化に向けてということであり、既に一部の税務署においては、内部事務の一元化が実施されているとのことだが、何か問題等は出ていないか。  内部事務の一元化については、平成21年7月の全署実施に向け、一部の税務署において試行している。その中で様々な検証を行いながら、事務を見直しており、現在順調に推移していると聞いている。
案件2 「平成19年度屋島住宅1号棟新築工事」
契約相手方:大末建設株式会社四国支店
契約金額:866,250,000円
契約締結日:平成20年6月30日
担当部局:四国財務局
 予定価格の中には、13号棟の取壊し費用や仮設の橋の設置費用は含まれているのか。   含まれている。
 工事車両の搬入路は当初計画とどこが変更されたのか。  当初は、13号棟を解体せず、現在の仮橋の西側に仮橋を設置し、工事車両の搬入を計画していた。
 しかし、大型車両の通行による振動や騒音等のほか、この地域は埋立地ということもあり、付近の住民から地盤沈下の恐れがあるとして同意が得られなかった。
 他のルートも検討したが、同様の理由で同意が得られなかったため、検討の結果、13号棟を取り壊すことによって、搬入路を確保する方法に至った。
 本件は、参加資格等級は、「A」だが、他の案件のように資格等級の1級下位は含めなかったのか。  「A」等級の業者数等から検討し、「A」等級の者のみで、十分競争性が確保できると判断した。
案件3 「複写機及び複合機の保守業務(区分2)リコーimagioMP6000 」
契約相手方:石井事務機株式会社
契約金額(単価契約):1.3755円ほか
 〃 (予定調達総額):35,262,318円
契約締結日:平成20年4月1日
担当部局:高松国税局
 複写機等の保守契約というのは通常、単価契約だと思うが、本件の契約書を見ると総額で契約している。どのように調整するのか。  契約金額は、あくまでも予定の金額であり、単価契約と同じように、実際の使用量に応じたところで支払をする。
 予定金額と実績額との差異については、毎年度末に当該年度と最終年度の予定金額の変更契約をし調整する。
 複写機等の保守は、メーカーと特約店契約のようなものがないと保守業務ができないと聞いている。
 本件は応札業者が1者ということであるが、この業者しか対応できないということではないか。
 仮にそうだとすると、入札自体必要性はどうなのか。
 リコーと代理店契約を結んでいる業者は他にもあると聞いており、また、本件については政府調達の対象でもあり、複数の応札者が予想されたことから、適正に入札手続きを行った。
 本件の契約相手方である石井事務機株式会社は「C」等級の者であるが、予定価格に対応する参加資格等級は「A」であり、更に「B」「C」等級の者も参加できるようにしたのは、何か意図するところがあるのか。  過去の複写機の購入時には、「C」等級の者が多く参加しており、本件についても、より多くの応札者を確保するため、「C」等級まで参加できるようにした。
 保守業務を行う業者が、香川県以外は石井事務機株式会社でないが、どういうことか。  おそらくリコーの関連会社でないかと思うが、石井事務機株式会社と保守の委託契約のようなものを結び、徳島、愛媛、高知県下の署については、その者が保守作業を行うということである。
案件4 「平成20年度三条住宅1号棟外4棟昇降機保守管理業務」
契約相手方:フジテック株式会社四国支店
契約金額:3,956,400円
契約締結日:平成20年4月1日
担当部局:四国財務局
 公募を行った結果、応募者が1者であったため、随意契約をしているが、来年度以降も随意契約の方針か。  検討中ではあるが、一般競争入札も考えられる。公募によらない随意契約に戻ることは無い。
 公募の中で、遠隔点検システムが条件となっており、その条件を充たせるのが、フジテック株式会社しかないということであれば、今後、競争性がうまく機能するのか。

 推測だが、遠隔点検システムというのは、企業ごとにノウハウが違うため、今回は他に応募がなかったのかと思う。
 申し込み用紙を取りに来たのは3者あり、複数の応募が見込まれたが、結果的に応募したのは1者であった。 

 契約金額が予定価格の98.5%となっているが、仮に今後も、フジテック株式会社と契約ということになると、契約金額が固定化される恐れがあり、費用の削減の余地が無くなる感じがするが如何か。  難しいところではあるが、予定価格の算出に当っては、定期刊行物である『建設物価』などを利用し、適正に行っている。市販されているため、応募者も参考にしている可能性がある。
その他 抽出案件以外で、下記の事案について概要を説明した。
契約件名:平成20年度徳島税務署自動車用燃料
契約相手方:徳島石油株式会社
契約金額(単価契約):153.3円
 〃 (予定調達総額):1,839,600円
契約締結日:平成20年4月1日
担当部局:高松国税局
契約件名:平成20年度徳島税務署自動車用燃料
契約相手方:丸善商事株式会社
契約金額(単価契約):125.37円
 〃 (予定調達総額):1,504,440円
契約締結日:平成20年4月4日
担当部局:高松国税局
契約件名:総合健康診断業務の委託一式
契約相手方:財団法人徳島県総合健診センター外17施設
契約金額(単価契約):15,582円ほか/人
 〃 (予定調達総額):12,465,600円
契約締結日:平成20年6月19日
担当部局:高松国税局
契約件名:国有地一般競争入札等新聞広告掲載業務(高知地区)
契約相手方:株式会社高知広告センター
契約金額(単価契約):1,147,650円
 〃 (予定調達総額):6,885,900円
契約締結日:平成20年4月23日
担当部局:四国財務局