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お酒全般に関するもの

【家庭で作れる果実の酒】(かていでつくれるかじつのさけ)
果実混和酒ともいいます。家庭で、梅酒等、主に35度のしょうちゅうに砂糖を加え、果実(梅の実、いちご、かりんなど。ただし、ぶどう等は使用できません。)を漬けて作ることのできるお酒です。
 酒類の製造免許がないとお酒は作れませんが、果実の酒は、市販のしょうちゅうなどアルコール分20度以上の酒類とぶどう以外の果実などを用い、作った家庭で飲むことを条件に、免許を受けずに作ることが認められているものです。ただし、販売することはできませんので注意が必要です。
(使用できないもの)
  1. 1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
  2. 2 ぶどう(やまぶどうを含みます。)
  3. 3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
※ 家庭で、これらのものやアルコール分20度未満のワインなどの酒類を使用して果実の酒を作ると法律に違反し、罰せられます。
【構造改革特別区域】(こうぞうかいかくとくべつくいき)
構造改革特別区域(以下、「特区」といいます。)とは、構造改革特別区域法(以下、「特区法」といいます。)に基づき、国の認定を受けた地域をいいます。。
 特区内では、経済活動等に関する様々な法律の規制について、地方公共団体が作成した特区計画に基づいて、特定の事業に関する特例措置を受けることができます。
 酒類に関するものとしては、次の2つの措置が設けられています。
  1. 1 特定農業者による特定酒類の製造事業
     農家民宿、農園レストラン等を営む農業者が、自ら生産した米又は果実酒を原料とした濁酒(いわゆる「どぶろく」)又は果実酒を製造するため、濁酒又は果実酒の製造免許を申請した場合には、一定の要件の下、最低製造数量基準(現行6キロリットル)を適用しないこととされます。
  2. 2 特産酒類の製造事業
     地方公共団体の長が指定した地域の特産物を原料とした果実酒又はリキュールを製造しようとする者が、果実酒又はリキュールの製造免許を申請した場合には、一定の要件の下、最低製造数量基準(現行6キロリットル)を果実酒については2キロリットルに、リキュールについては1キロリットルに緩和されます。
     全国の酒類に関する特区計画は、構造改革特別区域法の特例措置の認定状況一覧をご覧ください。
     また、特区法上の酒類の製造免許の申請手続等については、お酒についてのQ&A Q8をご確認ください。
【杯(さかずき)の歴史】(さかずきのれきし)
酒を造ることを知った人類は、酒壺から酒を分ける器、つまり杯を身の回りのものから探して使いました。森近くに住む者は木の実の殻、海辺に近い者は貝殻、狩猟民族は動物の角といった具合に手近にあるもので液体のはいるものを酒の器として使いました。それぞれに種族や民族の特性が伺えますが、漢字の「杯」という字は、「不」という音が「分け取る」という意味を持っていて、“木に非ず”ではなく、“木製の酒を分け取るもの”という語義を持っているのだそうです。
 樹木に恵まれた我が国では、古くから木製の杯が使われていましたが、もっとも古い記録では、何と「木の葉」が杯として使われました。

[資料提供:日本酒造組合中央会]

【酒の広告・宣伝のルール】(さけのこうこく・せんでんのるーる)
お酒の広告や宣伝に関しては、酒類業界(「飲酒に関する連絡協議会」※)において、自主基準を定めています。新聞、雑誌、ポスター、テレビ、ラジオ、インターネット、消費者向けチラシ(パンフレット類を含む)に「お酒は20歳になってから」などと表示するほか、広告に使用するモデルや放送時間等にも基準を設けて、適正な飲酒環境の醸成に努めています。
 平成18年からは、妊産婦の飲酒注意表示などの健康問題に関する注意表示事項が追加され、酒類の容器への注意表示がされることとなりました。

※ 飲酒に関する連絡協議会は、日本酒造組合中央会、日本蒸留酒酒造組合、ビール酒造組合、日本洋酒酒造組合、日本ワイナリー協会、全国卸売酒販組合中央会、全国小売酒販組合中央会及び日本洋酒輸入協会で構成されています。

【さけのさかなの由来】(さけのさかなのゆらい)
酒のさかな、本来は「酒菜」と書きました。時には「酒媒」という字を当てたこともあるようです。酒のための菜、または酒のなかだちをするものを指しました。ですから、必ずしも食物とは限らないわけで、「肴舞」(さかなまい)などの言葉もあるように、舞や唄も肴でした。つまり酒を一層うまくするもの、酒席に興を添えるもの「酒菜」というわけです。

[資料提供:日本酒造組合中央会]

【酒の付く文字】(さけのつくもじ)
酒、酔、酌、醸造、発酵など、お酒に関係のある漢字には、必ず酉(とりへん)が使われています。手元の漢和辞典を見ると、酉の付く文字は61字もありました。そのほとんどがお酒に関係する語ですから、とても興味が湧いてきます。由来をたどると酉の字はもともと、酒壺を表した象形文字でした。古くは酉そのものがお酒を意味していましたが、のちに液体を表わすサンズイが付いて酒の字ができあがりました。十二支の酉の字に一致する動物が「鳥」であるために、鳥へんと呼ばれていますが、飛ぶ鳥の意味はありません。酉の付く字の中で、配、酬、などのように、お酒とは直接関係のなさそうな文字もありますが、じつはこれらもやはりお酒と関連があります。例えば配は、お酒(酉)を配りすすめる人を意味しますし、酬は、主人が客にお酒をすすめることを指したところから、応酬、報酬などのように、こたえる、むくいる、を意味しています。また、医という字の旧漢字に含まれる酉は、薬を意味し、古くはお酒が薬に使われていたことを示しています。

[資料提供:日本酒造組合中央会]

【サケの名前の由来】(さけのなまえのゆらい)
お酒はどうして「サケ」と呼ばれるようになったのでしょう。経緯は、次の4通りが考えられます。
  1. 1 [酒=栄え水]から、サカエ、サケエ、サケとなった。
  2. 2 [栄えのキ](キはお神酒のキ)から。キがカ行の転声でケ(サカエノケ)となり、これからノが取れ(サカエケ)、カエがつまってケとなり(サケケ)、ケケの重複がひとつにまとまり「サケ」となった。
  3. 3 [さける]という意味から。お酒を飲めば、風寒邪気を避けることができる。つまり「避ける」からきた。
  4. 4 [クシ]という古語からきたという説。クシは怪し、奇し、つまり木や石のくぼみに落ちた果物などが自然発酵し、その液体を飲むとなんともいい気分になる、不思議なことだ、ということから、「クシ」と呼ぶようになった。ちなみに、酒の神様のことを「クシの神」(久志能加美、久斯榊)ともいいます。
どれをとっても、なるほど、お酒の功徳をよくいい表しています。さてあなたは、なに説を採りますか。

[資料提供:日本酒造組合中央会]

【酒類業組合】(しゅるいぎょうくみあい)
酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律(昭和28年法律第7号)に基づき、酒税の確保と酒類の取引の安定を図ることを目的に、酒類業者により設立された組合で、酒類の製造者で組織される酒造組合、酒類の卸売業者で組織される卸売酒販組合、酒類の小売業者で組織される小売酒販組合があります。
【酒類の分類】(しゅるいのぶんるい)
わが国の酒税法では、酒類を課税上の分類として4つの種類に分類するとともに、原料や製造方法により17品目に区分しています(平成18年5月の酒税法改正により、酒類の分類が、従来の10種類11品目から変更されました。)。
種類 品目
発泡性酒類 1.ビール
2.発泡酒
醸造酒類 3.清酒
4.果実酒
5.その他の醸造酒
蒸留酒類 6.連続式蒸留しょうちゅう
7.単式蒸留しょうちゅう
8.ウイスキー
9.ブランデー
10.原料用アルコール
11.スピリッツ
混成酒類 12.合成清酒
13.みりん
14.甘味果実酒
15.リキュール
16.粉末酒
17.雑酒
※ ビール、発泡酒以外の品目の酒類のうち、アルコール分10度未満で発泡性のある酒類は、発泡性酒類に分類されます。
 詳細については、「酒税法における酒類の定義及び分類(PDF/86KB)」をご覧ください。このほか、酒類の製造工程図等については、国税庁ホームページ(酒類関係情報/「酒のしおり」)に掲載されています。

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【酒類販売管理者】(しゅるいはんばいかんりしゃ)
酒類販売管理者は、「未成年者の飲酒防止」への積極的な取り組み、消費者へのお酒の商品知識の提供など、酒類の適正な販売を確保するため、法律により酒類の販売場ごとに選任されている者です。
 酒類販売管理者は、研修を通じて1酒類の特性、2酒類と健康、3酒類の歴史、製造方法及び商品管理、4酒類の販売業務に関して遵守しなければならない法令などの知識を習得し、酒類販売場において酒類販売の適正化や消費者へのアドバイスなどに重要な役割を果たしています。
【地理的表示制度】(ちりてきひょうじせいど)
地理的表示制度は、酒類や農産品において、その確立した品質、社会的評価又はその他の特性が、当該商品の地理的な産地に主として帰せられる場合において、その産地名を独占的に表示することができる制度です。海外の地理的表示としては、「ボルドーワイン」や「スコッチウイスキー」などがあります。
 我が国の酒類については、平成6年に「酒類の地理的表示に関する表示基準」が告示されて以降、清酒の「白山」、単式蒸留しょうちゅうの「壱岐」、「球磨」、「琉球」、「薩摩」、果実酒の「山梨」が指定されています。
 平成27年10月に、新たな「酒類の地理的表示に関する表示基準」が告示され、その指定を受けるための要件及び指定の手続が整備されました。地理的表示を使用する場合は、「地理的表示○○」、「GI○○」等と表示することとされています。
 平成27年12月には、国レベルの地理的表示となる「日本酒」が指定されました。
 地理的表示の指定状況については、酒類の地理的表示一覧をご覧ください。
 ※ 「GI」は、「Geographical Indication(地理的表示)」の略です。
【とっくりの由来】(とっくりのゆらい)
酒を注ぐ時に、トクリ、トクリと音がするところから、“とくり”と呼んだという説が古書にも載っているそうですが、“とくり”という呼称も古い朝鮮語に由来するというのが通説です。朝鮮語で「やや硬質の土器」を意味する「トックウル」から来ているのではないかとされています。室町後期には、とくりという酒の器が既に使われており、「徳裏」「陶」「土工李」などの文字が当てられていましたが、やがて日本人好みの「徳利」が一般化したようです。

[資料提供:日本酒造組合中央会]