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ホーム調達・その他の情報税理士試験情報平成25年度(第63回)税理士試験出題のポイント簿記論

簿記論

出題のポイント

〔第一問〕

 問1は、同一の取引につき、異なる簿記処理が行われる可能性のあるもの、例えば、減価償却に関する直接(控除)法と間接(控除)法や当座預金取引に関する一勘定制と二勘定制における勘定科目と数値の相互関係に関する理解を問うている。
 問2は、複数の支店がある場合の本支店会計に関する問題である。まず、(1)において、支店相互間取引について、本店集中計算制度では、ある支店から他の支店への商品の送付が一定の利益を付加して行われたとしても、本店を経由して行われたものとして処理され、このとき、本店では、ある支店から仕入原価のままでの他の支店への商品送付として取り扱われる。そのため、本店では、仕入原価振替法によることとなり、支店売上を計上することがない点の理解を問うている。次に、(2)において、支店分散計算制度による支店相互間取引及び未達取引の処理及び内部利益の処理に関する理解を問うている。

〔第二問〕

 問1は、補助簿である売上帳、仕入帳、得意先元帳、仕入先元帳、現金出納帳及び商品有高帳の相互関係についての理解を問うものである。具体的には、これらの相互関係に基づいて、売掛金残高、買掛金残高、商品払出額、棚卸減耗損及び商品評価損の金額を答えさせている。
 問2は、共用資産である本社建物について減損の兆候がみられるときに、共用資産を含むより大きな単位で減損会計を適用することとした場合における減損損失の金額を答えさせている。

〔第三問〕

 本問は、金融商品会計、税効果会計、リース会計、企業結合会計、退職給付会計、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準等に関して、基礎的なテーマを出題することにより、簿記論における仕訳、帳簿記録の方法及び計算技術の達成度並びに会計理論の基礎的な理解度を広範囲に問うものである。
 さらに、実務上で常時会計処理が求められている項目及び近時に開発された会計基準に関する出題として、当座預金調整、売掛金調整、商品売買、有価証券、有形固定資産、貸倒引当金、過年度遡及会計及び組織再編行為のうち頻繁に行われている共通支配下の取引をテーマとしたものである。