ホーム>札幌国税局>租税教育>中学生の税についての作文>受賞作品
【題名】 税がつくる幸せ
【学校名】 札幌市立あいの里東中学校
【名前】 伊澤 佑佳
私の母子手帳。母が大切にしているもの。先日、子宮頸がんワクチンを接種してきた。受け付けをし待っている間に、手帳を見せてもらった。乳幼児健診の結果や成長記録が、医師や保健師そして、母の手によって書かれていた。予防接種も全て受けていたが、病院名はまちまちだった。それは父が転勤する度に、受ける街が違っていたからだ。日本全国どこの市町村でも、同じように検診などが受けられることは、とても幸せなことだと思う。私はたくさんの人の手で、大切に育てられているのだと思った。
子宮頸がんワクチンの案内に「札幌市では」と書かれていた。乳幼児健診などは、どこの街でも受けられるのに、これは、札幌市以外では接種できないの?と思った。今年母宛てに「札幌市無料クーポン」というものが送られてきた。母が毎年受けている検診が年齢により無料で受けられるものだ。私のワクチンも、母の検診も札幌市はどこからお金が出ているのか、母に聞いてみると「私たちの市税」という小冊子を貸してくれた。そこには市税の収入や予算、使い途などが細かく記されていた。その一つに「子どもを生み育てやすく、健やかにはぐくむ街」とあり、予防接種のことなどが書かれていた。他にも学校運営、除雪など私の身近にかかわることに税金が使われていた。それぞれの街が、住民の為に大切な税金を使っているのだと思った。今、国や地方の財政状況は良くないという。札幌市も厳しい状況の中、ワクチンを受けさせてもらえて感謝した。税金は、私たちの生活や健康を考え、安心安全に暮らす為に支えてくれていると実感した。世界には予防接種が受けられず亡くなっていく子が数多くいる。私は日本に生まれ、みんなの力で育ててもらい幸せだと感じた。
東日本大震災。多くの人が犠牲となり、今なお復興の道は遠く、不自由な暮らしをしている人がたくさんいる。私に何かできることはないかと思い募金や手紙を書いたりした。がれきの山の撤去作業や、警察、消防、自衛隊などは国の税金でまかなわれている。父や母が納めている税金。私も買い物するときに税金を払っている。今の私は直接現地へ助けには行けないが、わずかでも私の納めている税金が力になっていると思うと、復興に貢献している気がした。これからの税金を国は大切に使ってほしいと思った。
日本国民は平等な権利が与えられていると同様に、果たすべき義務の中に納税もある。小さい時から、税金の使い途をわかっていれば、その大切さもわかり、納税の意識も高まる。納税者のおかげで私たちは育てられていると思うと感謝の気持ちで一杯だ。税金は国の宝で、東日本を復興させることのできる魔法の力だ。豊かな日本を作るためにも、私が大人になったら税金の大切さを子どもに教え、納税者として魔法の力を発揮しよう。
【題名】 税金と人の優しさ
【学校名】 札幌市立稲穂中学校
【名前】 東海林 莉奈
夏休み、私は祖父母の家へ遊びに行きました。そして税の作文の話をしたところ、祖父は私を近くの沼地へ連れて行き、「ここはキウシト湿原というんだよ」と教えてくれました。税の作文と何の関係があるのだろうと不思議に思っていた私に、祖父はこのような話をしてくれました。「ここの湿原は道路の拡幅工事のための環境調査の際に偶然に絶滅危機の植物や生物が生息していることが分かって道内でも貴重な場所と判明したんだよ。この場所を守っていくためには多額のお金が必要だったけど、市の予算がなかったから、市民がボランティアを結成して、今も湿原を保護する活動を続けているんだよ」それを聞いて私は、市からの支援がなくても、自分たちの力で自然を守っていくことができると知って驚きました。
キウシト湿原の保護活動は、活動が始まった当時からずっとボランティアの人たちからのお金で行っています。しかし、ボランティアのほとんどが高齢者であり、その必要経費は不安定なのが現実です。そうなると、毎年同じ活動しかできなかったり、湿原の新たな問題に対応できなかったりします。なので、一定の税を市から受け取ることで経費が安定するため、よりよい保護につながるのではないかと考えました。ですが、税金はさまざまなことに使われなくてはいけないため、たくさんの税金を湿原の保護に使うことはできません。そのため、私の祖父が行っているボランティア活動のように、自分たちでできることは自分たちで行い、必要最低限の税を受け取ることが湿原を守るために大切なことなのではないのでしょうか。また、そうすることで、税の使い道を見直していけるのではないかと思いました。
祖父から湿原の話を聞き、環境と税との結びつきを初めて深く考えました。税の無駄をなくし、税を正しく使うことでこれからの湿原の保護活動が今よりも良くなっていけばいいなと思いました。
昨年は事業仕分けという、国の予算を使う必要がある事業かそうでないかの話し合いがありました。税の無駄使いを無くすためにもとても良いことだと感じました。
あるスーパーでは、黄色いレシートを集めることで、売り上げの一部が色々な団体の活動資金に寄付されています。3月に起こった東北地方の地震でも人々の善意で沢山の寄付が集まりました。人の心の温かさが人を助け税金を無駄に使わないことに繋がります。もちろん町の復興にはそれだけでは足りません。しかし、無駄に使われていた税金も、本当に必要な事に使われるようになります。
私も税をおさめながら、ボランティア活動に参加し、無駄な税金が少しでも減るように考えていこうと思います。
【題名】医療と税金の関係
【学校名】 北海道龍谷学園双葉中学校
【名前】 小山内 まりな
私の兄は小さい頃喘息が酷く、入退院を繰り返していました。そのため私は、通院やお見舞いに母と一緒に病院に行っていました。何度も病院に行くうちに、兄の担当医が私の身長がなかなか伸びないことに気が付き、私は検査入院することになりました。検査の結果、私は「ターナー症候群」という病気で、染色体に異常があることが判明しました。
そしていま、ターナー症候群の患者として小児慢性特定疾患の認定を受け、国と道から保障をしてもらっています。しかし、もしも保障がなかったとしたら私の両親は1か月でどの位医療費がかかっていたのでしょうか。私は治療のために毎日成長ホルモン剤を投与しています。調べた結果、その薬は1週間で82,420円、1か月では412,000円もの大金を使う計算になります。そしてその大部分を私達家族は国と道から保障してもらっています。計算をして、改めてそのありがたさが分かりました。そして、同時にその保障は税金から支払われているということに気が付いたのです。
家では私が国や道から保障されている他にも病弱だった兄が、通院や入院の度に医療費の多くを税金でまかなってもらっていました。そのお陰で今の生活が出来ると父や母がよく私に話してくれます。私も最近それを実感する事が多くなりました。学校に通えるということ、家族や友達とあたり前に話せる環境。全てが税金に支援されていると思います。私が実感していること、兄が体験したことは、税金があればこそだと分かったことが、私にとって一番の収穫だと感じているからです。
しかし一方では、「貴重な税金が無駄遣いされている。」だから、「増税をする必要はない。」など批判的なことがニュースなどで報道されています。私はそれらのニュースを見る度に、私達が今使っている教科書、将来お世話になる介護施設を建設するお金、全てが税金からでているのにと複雑な気持ちになってしまいます。もし、批判的なことばかりで国民が税金を納めなければ、困るのは私たちなのです。従って税金は義務としてしっかりと納め、これからの国の未来のために使われる様にしていきたいと思います。学生の大半が関係ないと思っている税金、でも身近にある税、その意味をしっかりと実感し、気付くことが出来た私は、税金は必要なものとして支払っていきたいと考えています。
【題名】 税金の大切さ
【学校名】 北斗市立浜分中学校
【名前】 北林 瑠華
祖母の家の机の本棚には、難しい本が並んでいる。税金に関するもの、申告の手引書などである。そろばん、電卓、文具類、印鑑もたくさん置かれている。祖母は昔、会計事務所に勤めていた。企業や自営業者などの利益を計算して帳簿を作り、税務署に税金を納めるまでの流れをつくる仕事をしていた。申告の時期はとても忙しかったそうだ。
私は中学校に入って、税金の意味、使われ方、どんな方法で国に税金が納められるのか改めて深く考えさせられた。
納税は国民の義務であるにもかかわらず、私たちは身近にある税金についてあまり知ろうともしなかった。
暮らしの中で必要な救急車、消防車、ゴミ収集車、病院、色々な所で税に支えられている。だから、私たちは安心して生活する事ができる。
今年の3月11日に起こった、東日本大震災。地震や津波の影響により道路や住宅、がれきの処理などにたくさんのお金が必要となる。今、日本は大変な状況に直面している。苦しい人々に対して私たちは何をするべきか。全てのものが今、復旧が必要な時となっている。私たちの税金の少しでも、被災地の人々の力になることを強く願っている。
社会保障については、約10年前、4人の働き手が高齢者1人を養う社会であった。だが、未来にいくにつれ、2人が1人の高齢者、1人が1人の高齢者、という時代になっていく。
近年は、医療が発達し、難しい病気や死亡者数の多い“がん”などを治せるようになってきた。これはとても、素晴らしいことだ。そのため、高齢化が進み、平均寿命が延びる。その反対に今は出生率が減り、将来の働き手が減ってきている。将来の財源はどうなるのだろうか。消費税などの、税率が上がる可能性もあるのではないだろうか。高齢者だけではなく、体の不自由な人たちに対する福祉の充実も大切な問題だ。私たちは、このような人たちをしっかり見守り、支えていきたいと思う。
例えば、私たちの住んでいる北海道の冬は雪が降って路面が凍り、外を歩く高齢者や足の不自由な人にとっては危険が伴う。横断歩道や、坂道にロードヒーティングを増やしたり、北国ならではの発想も必要かと思う。
今、国は大変な借金を抱えているそうだ。
税金が適切に使われている事が、一番重要であり、大切に納めている税金を国は有効に使ってほしいと思う。
税金は、私たちの暮らしになくてはならないものだ。国のいろいろな所で、日本国民みんなが笑顔でいられるように。私の祖母のように会計事務所で計算し税務署に納めたり、協力し合い、支え合いみんなで生きている。将来の負担を少なくするためにも私たちは税を知る権利がある。そして、いつまでも安心して暮らせる日本であればいいと私は思う。
【題名】 “税”について
【学校名】 鷹栖町立鷹栖中学校
【名前】 早坂 瑞音
みなさんは税について、どんな印象を持っていますか。正直、私はあまり好ましい印象を持っていませんでした。「何のために税金を払うのだろう」100円のものを買う時、「この5円をためれば、何か買えるのに」とさえ思っていました。でも、今は違います。その5円玉に、実際は大きな意味がある、大切な税なのだと知ったからです。
私は今まで、税についてあまり考えたことがありませんでしたが、この作文を書くにあたって、色々考えました。もしも、税金がなくなったらどうなるのでしょうか。
まず一つ目に、道路が私有化され、有料になります。そうなるとどこへ行くにも、何をするにも余計にお金がかかってしまいます。
二つ目に、救急車・消防車・警察も有料になってしまいます。火事や事故がおきてケガ人が出ても、お金がなければ助けてもらえないのです。これでは、命を落とす人が増えていく一方です。
三つ目には、私たちが普段利用する図書館も使えなくなり、更には教科書などですらお金がかかるようになってしまうのです。
こんな生活は不便です。他の国に比べて治安が良いのも税があるおかげだと知りました。それにもう一つ、税金にお世話になったことがあります。
中学2年生の春、私は町の友好訪問団に参加し、オーストラリアのゴールドコースト市にホームステイしました。それはとても貴重な経験でした。それから私は英語が好きになり、今では、たくさん勉強して英語を使う仕事につきたいと思っています。そして、オーストラリアへ行けたのも税金のおかげです。ホームステイでしたが、旅費は結構かかりました。ですが、半額を団員全員分、町の税金から援助してもらったのです。今考えると、とても助かったなあと思います。そして、私に夢をくれました。
私はまだ15歳なので、消費税を払うことでしか納税に貢献できません。ですが、今、私にできることを精一杯していきたいです。
これからは“税”について深く理解し、感謝の気持ちを忘れずに、快く払えるようになりたいです。そして、大人になって色々な税を納める時がきたら「国民の義務だから」・「法律だから」払うのではなく、自分たちの生活をより良くするために払っていきたいと思います。そして、今から、日本の将来を担えるように頑張りたいです。
【題名】 日本のための税
【学校名】 札幌市立月寒中学校
【名前】 佐藤 好
様々な場面でよく、「税金の無駄遣い」という言葉を耳にします。具体的にどのようなことが無駄遣いに当たるのか。そのようなことを考えているとき、社会の公民の授業の中で私は「若者の政治に対する関心が薄れ、選挙における投票率が低下している」という話題に興味を持ちました。
内容としては、20歳から30歳代の若い年齢層の人の中には選挙について、「投票に行くのは個人の自由」との考え方を持っている人が約3割もいて、その考えが投票率の低下につながっている、というものでした。
私はそのあと、選挙について調べてみました。すると、選挙と税は深いかかわりがあることがわかってきたのです。
投票や選挙活動を行うためには、お金が必要です。そのお金の一部にも、税金が使われています。その内訳は、ポスター代、投票所の運営経費、選挙カーの使用代、投票用紙代など様々で、多額の税金が必要となります。これらは選挙になくてはならないものばかりなので、選挙を支えているのは、主に税金である、ということがわかります。多額の税がかけられている選挙に参加しない、ということは、「税金の無駄遣い」と言えるのではないでしょうか。
税があってこその選挙、その選挙は国を動かす国民の代表者を決めるものです。このことから、税は実質、日本という一つの国家を形成するために必要不可欠なものであると私は思います。
また、税金を無駄にしないということは、「税をかけるべき事柄を明白にすること」にも関連してくると思います。
3月11日、東北地方を襲った大きな地震と津波で、町は壊滅状態にまでなりました。あれから数か月が経った今、全国からの支援が多く集まり、復興への兆しが少しずつ見えてきましたが、まだ被災地は建物のがれきが残っている現状を、テレビの情報番組などでは今も取り上げられています。一刻も早く、元の活気あふれる日本に戻るためにも、「税金をかけるべき事柄」は、被災地の復興の他にないと思います。
これまで、「税金の無駄遣い」のことと、「税金をかけるべき事柄を明白にすること」について述べてきました。このどちらにも言えることが、「税とは何の為にあるか考えなければならない」ということです。私も将来社会に出て税金を納めることになったとき、何の為の税金なのか、という点を考えながら生きていきたいです。
【題名】 税が救うもの
【学校名】 江別市立大麻東中学校
【名前】 佐藤 みきと
平成15年4月12日に、僕は目の手術を受けた。まだ小学校に入学したばかりのことです。両眼識障害と言って内斜視のため、早急に手術を受けなければなりませんでした。もし手術を受けなかったら普段の生活はもちろん、将来の職業も限られたものとなってしまいます。
両眼識障害と診断されてから、重いメガネでストレスは溜まるし、眼科にも行かなければならず、それが嫌で仕方が無かった。おまけに当時は田舎に住んでおり、札幌の眼科まで行くのに電車で片道2時間ほど掛かり、とても日帰りで通える距離じゃありませんでした。また、やんちゃな僕は何度もメガネを壊し、車で片道30分ほど掛けて隣の市まで直しに行かなければなりませんでした。
「ゲームのやりすぎで目が悪いのだ」
と、冗談を言われたときは、すごく悔しかった。たくさん遊んでいたいのに、目のせいで酷い人生だな、と思った。生まれつきだったこともあり、憎むべき対象が親に向いたときもあった。
手術をすることを知った僕は、人生で初めての体験に興奮し、同時に不安もありました。そんな中、手術が行われ成功しました。しかし手術後、麻酔が切れてきて「意識はあるのに目が開かない」という状況に陥り、恐怖を覚え、同時に自分が内斜視となった運命を呪いました。
しかし大きくなるにつれ、もうひとつの事実を知ります。僕の人生を内斜視から救ってくれたのは、国民から集められた税金だと言うことです。児童福祉法により、治療費として20万円近くのお金を北海道の税金から賄われました。そのお金で行われた手術のおかげで、今もまだメガネを掛けているものの先生の話では、断然良くなったそうです。そんな今の僕があるのは、人々から集められた税金と「希望」があったからだと思います。税金は、僕を障害から救う仕組みになっていたのです。今は、この仕組みのおかげで無事に手術を受けられたことに感謝しています。
僕の手術は「税」によって救われた例の一つです。まだまだ世の中には助けを必要としている人がいる。そのことを心にとめておかねばならない。自己中心的な考えでは良い社会はできない。だから自分のためにも、他の人たちのためにも「税」は必要なのだろう。
これからまた、多くの人の運命を担うこととなる「税」を重んじ、まだまだ進化する社会に適応できるように見守る必要があると思う。また「恩返し」の意味も含めて、この社会に貢献していきたい。