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平成27年度(第64回)名古屋国税局酒類鑑評会について

平成27年11月6日
名古屋国税局

平成27年度名古屋国税局酒類鑑評会においては、吟醸酒109点(64製造場)、純米酒60点(60製造場)、本醸造酒53点(53製造場)の合計222点の出品がありました。
 吟醸酒については、近年使用する酵母が多様化していることを踏まえ、伝統型酵母()を使用した吟醸酒の区分を設け、更にアルコール添加の有無により区分して品質評価を行いました。
 純米酒・本醸造酒については、日本酒独特の飲用形態であるお燗酒で品質評価を行いました。
 慎重かつ厳正な品質評価の結果、特に成績の良かった吟醸酒34点(26製造場)、純米酒22点(22製造場)、本醸造酒21点(21製造場)を優等賞に選出しました。
 平成26酒造年度(平成26年7月1日から平成27年6月30日まで)の夏場の気候の影響により、原料米にやや溶けやすい傾向が見られたことと、仕込み時期に温暖な日があったことにより、造り自体は難しかったものの、製造者が優れた技術を遺憾なく発揮したことで、米の旨味がよく出た良質な清酒が醸造されていました。
 さらに、上槽後のお酒の香味についても、細心の注意を払って貯蔵管理を行ったことで、香り豊かで味わい深い、すばらしい品質の清酒に仕上がっていました。
 吟醸酒は、香りが華やかなものや、まろやかな味わいのものが多く見られました。
 純米酒は、酸味のしっかりした味の切れが良いものから、ふくよかな旨味のあるものに至るまで多様な味わいが、本醸造酒は、軽快な味わいの中にも豊かな個性があり、いずれも製造者の技術レベルの高さを確認いたしました。

1 酒類鑑評会の目的

管内清酒の品質評価を通じて、酒造技術の進歩・発展を促し、管内清酒の品質向上を図ることをもって酒類業の振興と消費者利便に資することを目的とします。

2 部門

吟醸酒、純米酒及び本醸造酒の3部門で行いました。

3 評価対象酒及び評価方法

(1) 吟醸酒の部

平成26酒造年度に自己の製造場で製造した吟醸酒及び純米吟醸酒の原酒を評価対象とし、使用酵母で区分した上で、アルコール添加の有無と香りによるグループ分けをして、18℃で品質評価を行いました。

(2) 純米酒の部

自己の製造場で製造し、市販酒と同等のアルコール度数とした純米酒又は特別純米酒を評価対象とし、精米歩合(60%以下と60%超)で区分した上で、45℃の温度帯で品質評価を行いました。

(3) 本醸造酒の部

自己の製造場で製造し、市販酒と同等のアルコール度数とした本醸造酒又は特別本醸造酒を評価対象とし、純米酒の部同様、精米歩合で区分の上、45℃の温度帯で品質評価を行いました。

4 品質評価

(1) 品質評価日程

平成27年 10月2日(金):吟醸酒の部(予審)
10月6日(火):純米酒及び本醸造酒の部
10月7日(水):吟醸酒の部(決審)

(2) 品質評価員

清酒のきき酒に精通した、当局管内4県の酒造技術指導機関職員、学識経験者、酒造・卸酒販・小売酒販の各組合から推薦を受けた者及び鑑定官室職員を選出しました。
 品質評価員の人数は、延べ48名です。

5 各県出品状況及び入賞状況

「各県出品状況及び入賞状況」のとおりです。

6 優等賞受賞者

「平成27年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞者名簿」のとおりです。

(注)  伝統型酵母とは
 現在では吟醸香を高生産する酵母が鑑評会の主流となっていますが、それらの酵母が見出される以前から吟醸酒に使用されていた清酒醸造用の優良酵母を指します。
 現在主流の吟醸酒が、華やかなリンゴ様の香りを主体とし切れの良い味であるのに対し、伝統型酵母を用いた吟醸酒は、落ち着いたバナナ様の香りであり、後味の残らないまろやかな味になり、特徴が大きく違うことから区分を分けて品質評価しています。