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平成26年度(第63回)名古屋国税局酒類鑑評会について

平成26年11月13日
名古屋国税局

平成26年度名古屋国税局酒類鑑評会においては、吟醸酒102点(61製造場)、純米酒63点(63製造場)、本醸造酒53点(53製造場)の合計218点の出品がありました。
 吟醸酒については、近年使用する酵母が多様化していることを踏まえ、伝統型酵母(注)を使用した吟醸酒の区分を設け、更にアルコール添加の有無により区分して品質評価を行いました。
 純米酒・本醸造酒については、日本酒独特の飲用形態であるお燗酒で品質評価を行いました。
 慎重かつ厳正な品質評価の結果、特に成績の良かった吟醸酒38点(25製造場)、純米酒26点(26製造場)、本醸造酒20点(20製造場)を優等賞に選出しました。
 平成25酒造年度(平成25年7月1日から平成26年6月30日まで)は原料米の確保に苦労したところもありましたが、品質の良い米を使用したこと、概ね寒冷な気候に恵まれたこと、更に製造者が優れた技術を遺憾なく発揮したことで良質な清酒が醸造されたと聞いております。
 さらに、貯蔵管理にも注意を払ったことで、出品酒は粒ぞろいですばらしい品質の清酒に仕上がっていました。
 吟醸酒は、香りが華やかなものからまろやかな味わいのものまでそれぞれの特徴がよく出ていました。純米酒は、味の切れが良いものからふくよかな旨味のあるものに至るまで多様な味わい、本醸造酒は淡麗な味わいの中にも豊かな個性があり、製造者の技術レベルの高さを確認いたしました。

1 酒類鑑評会の目的

管内清酒の品質評価を通じて、酒造技術の進歩・発展を促し、管内清酒の品質向上を図ることをもって酒類業の振興と消費者利便に資することを目的とします。

2 部門

 吟醸酒、純米酒及び本醸造酒の3部門で行いました。

3 評価対象酒及び評価方法

(1) 吟醸酒の部

平成25酒造年度に自己の製造場で製造した吟醸酒及び純米吟醸酒の原酒を評価対象とし、使用酵母で区分した上で、アルコール添加の有無と香りの高さによるグループ分けをして、常温で品質評価を行いました。

(2) 純米酒の部

自己の製造場で製造し、市販酒と同等のアルコール度数とした純米酒又は特別純米酒を評価対象とし、精米歩合(60%以下と60%超)で区分した上で、45℃の温度帯で品質評価を行いました。

(3) 本醸造酒の部

自己の製造場で製造し、市販酒と同等のアルコール度数とした本醸造酒又は特別本醸造酒を評価対象とし、純米酒の部同様、精米歩合で区分の上、45℃の温度帯で品質評価を行いました。

4 品質評価

(1) 品質評価日程

  • 平成26年10月 2日(木):吟醸酒の部予審
  • 平成26年10月 3日(金):純米酒及び本醸造酒の部
  • 平成26年10月 7日(火):吟醸酒の部決審

(2) 品質評価員

清酒のきき酒に精通した、当局管内4県の酒造技術指導機関職員、学識経験者、酒造・卸酒販・小売酒販の各組合から推薦を受けた者及び鑑定官室職員により実施しました。
品質評価員の人数は、延べ46名です。

5 各県出品状況及び入賞状況

「各県出品状況及び入賞状況」のとおりです。

6 優等賞受賞者

「平成26年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞者名簿」のとおりです。

(注) 伝統型酵母とは
現在ではバイオテクノロジーの進歩により吟醸香を高生産する酵母が開発され、 鑑評会で使用される酵母の主流となっていますが、それらの酵母が開発される以前から吟醸酒に使用されていた清酒醸造用優良酵母を指します。
現在主流の吟醸酒が、華やかなリンゴ様の香りを主体とし切れの良い味であるの に対し、伝統型酵母を用いた吟醸酒は、落ち着いたバナナ様の香りであり、後味の残らないまろやかな味になり、特徴が大きく違うことから区分を分けて品質評価しています。