女性が活躍できる職場です

独立行政法人酒類総合研究所 品質・評価研究部門副部門長
藤田 晃子(平成9年採用)

藤田 晃子 写真

 私は入庁して研修を受けてから約3年間国税局で勤務した後、広島県東広島市の酒類総合研究所で仕事をしています。研究所では、お酒の成分や醸造工程に関する研究、分析、品質評価、各種講習会や講演会の講師等、職員ひとりひとりが多様な仕事をしており、幅広い知識と経験が必要とされます。
 私は近年酒類業者や流通関係者の方に向けての官能評価(きき酒)の訓練や試験を担当しています。お酒にはどんな香味があるのかを知ることから始まり、最終的にはそれぞれの香味の強弱や由来を答えられるように、長いコースでは5日間にわたり訓練していきます。きき酒の訓練や試験を受けると体力的にも精神的にも疲れますし、提供する側も非常に緊張しますが、わかりやすい説明を心がけ、受講した方に満足していただけると、研究とはひと味違うやりがいが感じられます。
 通常は定時に帰宅し、子どもの看護で長い休暇をいただくことも少なくありません。職場の皆さんの理解と配慮のお陰で今まで仕事を続けてこられました。日頃のあたたかい励ましと協力に感謝しています。
 近年のお酒の業界においては、海外への輸出量が増え、仕事で日本のお酒を外国の方に紹介する機会も増えました。研究所では職員の他、酒造会社からの研究生、大学院生も一緒に研究活動を行っており、女性も多く、活気にあふれる職場環境となっています。このような仕事に関心がある方は私たちと一緒に働きませんか。

「嗜む人」から「技術者」へ

熊本国税局 鑑定官室 鑑定官
家原 真紀(平成27年採用)

家原 真紀 写真

 国税局鑑定官室では酒類や揮発油の分析・鑑定、酒類製造場への技術指導、鑑評会等を行っています。入庁6年目の私は、酒類製造場へ赴き技術的なアドバイスをしたり、きき酒によって品質の良否や問題点を分析したりと、鑑定官としての職務を全うしています。
 これまでに担当した仕事の一つに、「焼酎調査書」の作成があります。熊本国税局管内にある200以上の焼酎製造場が、それぞれどのように焼酎を造っているのかのアンケートを集計した冊子を作成し、情報を製造場へ還元するというものです。製造方法等をまとめることは何より自分自身の勉強になりますし、集計項目やまとめ方はある程度任されているので、必要な情報をわかりやすくまとめることが工夫の見せどころです。焼酎以外にも、清酒や果実酒等の技術指導や、学会や研究会への参加の他、酒類総合研究所に泊まり込んで実際にお酒を造る研修もありますので、酒類について全般的に学ぶことができます。
 仕事をする上で性差を感じることはなく(「男性職員からのメッセージ」がないことくらい)、お酒を沢山飲める必要もありません。同期や先輩職員も学生時代は自分がお酒の仕事をするとは全く考えてなかったという人がほとんどで、大学での専攻分野というよりも、入庁後に幅広い知識を吸収する意欲とチャレンジ精神を持った人が活躍できる職場だと思います。大学でやってきたことと違うし…、とためらわずにぜひ一度話を聞きに来てください。

仕事もプライベートも充実しています

大阪国税局 鑑定官室 財務技官
秋山 絵梨(平成31年採用)

秋山 絵梨 写真

 私は元々日本酒が大好きで、お酒に携わる仕事に興味がありましたが、その中で国税庁では酒類の製造技術支援や輸出の促進など、酒類に関して幅広く働けることから入庁を志しました。総合職では珍しく、現場を訪れ、製造者の方と実際に顔を合わせて仕事に携わることができることも魅力の一つでした。私は情報工学出身ということで、学生時代に分析を行うことがなく、最初は機器の使い方すらわかりませんでしたが、先輩職員から指導いただき、今では一人で酒類や揮発油類の分析を行うまでになりました。
 現在、私は国税局鑑定官室に所属していますが、業務は分析だけにとどまらず、酒類製造者に対する技術的な指導や講習会の講師、学会への参加、酒類の官能評価員など出張の日も多いです。しかしスケジュール感をもち、業務に優先順位を決めてメリハリをつけることで、プライベートの時間を確保するようにしています。仕事帰りには音楽スタジオに寄り、趣味のドラムを叩きにいく事もしばしばです。休みの日には大学時代の友人とライブに出演したりしてエンジョイしています!国税庁には女性職員も多いですが、先輩方の働きぶりを見ていると、男性と変わらぬ活躍の場があると同時に、個人の事情に応じた配慮があり、女性でも働きやすい職場であると感じています。
 専門分野外であっても女性であっても、躊躇する必要はありません。皆さんが国税庁の門を叩いてくださることを、心よりお待ちしています。

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