国税庁は、国の財政基盤を支える内国税の賦課・徴収を行う官庁です。
その中で国税専門官は、国税局や税務署において、税のスペシャリストとして法律・経済・会計等の専門知識を駆使し、国税調査官、国税徴収官、国税査察官といった職種に分かれて活躍しています。
国税専門官には、豊かな教養と高度の専門知識はもちろんのこと、時代の変化に即応する強い精神力とバイタリティーが求められています。
人事院が実施する国税専門官採用試験に合格し、採用される必要があります。
この試験は、大学卒業程度の試験であり、受験する年の4月1日現在で、満21歳以上30歳未満の方であれば受験でき、学歴は問いません。
最終合格者は採用候補者名簿に記載され、この名簿から各年の採用環境を考慮して、仙台国税局をはじめとする各国税局に採用され、採用局管内の税務署で勤務することになります。
採用後は、税務大学校和光校舎に入校し、税法・簿記などについての専門官基礎研修を受講した後、採用局管内の税務署に配置されます。
税務署において一定期間の実務を経験した後、税務大学校地方研修所において専攻税法研修を受講します。その後、さらに一定期間の実務を経験した後、より高度な専門知識や技能を習得するため、再度、税務大学校和光校舎において、専科を受講します。
その後、国税調査官・国税徴収官などに任用されます。