(1) 法人税の調査事績の概要

  • 平成30事務年度においては、大口・悪質な不正計算が想定される法人など調査必要度が高い法人3,558件(前年対比95.3%)について実地調査を実施しました。
  • このうち、法人税の非違があった法人は2,708件(同94.5%)、その申告漏れ所得金額は、約241億円(同90.1%)、追徴税額は約47億円(同93.6%)となっています。

(注) 平成30年7月1日から令和元年6月30日までに調査が終了した事績を集計したものです。

○ 法人税の実地調査の状況
事務年度等 29 30  
項目 前年対比
実地調査件数     %
3,733 3,558 95.3
非違があった件数     %
2,867 2,708 94.5
  うち不正計算があった件数     %
960 902 94.0
申告漏れ所得金額 百万円     %
26,707 24,059 90.1
  うち不正所得金額 百万円     %
12,877 12,096 93.9
調査による追徴税額 百万円     %
5,051 4,728 93.6
調査1件当たりの申告漏れ所得金額 千円     %
7,154 6,762 94.5
不正1件当たりの不正所得金額 千円     %
13,413 13,410 100.0
調査1件当たりの追徴税額 千円     %
1,353 1,329 98.2

(注) 調査による追徴税額には地方法人税及び加算税が含まれています。

(2) 法人消費税の調査事績の概要

  • 平成30事務年度においては、法人消費税について、法人税との同時調査等として、3,433件(前年対比94.4%)の実地調査を実施しました。
  • このうち、消費税の非違があった法人は1,986件(同92.9%)、その追徴税額は約19億円(同47.9%)となっています。
○ 法人消費税の実地調査の状況
事務年度等 29 30  
項目 前年対比
実地調査件数     %
3,638 3,433 94.4
非違があった件数     %
2,138 1,986 92.9
  うち不正計算があった件数     %
758 707 93.3
調査による追徴税額 百万円     %
4,031 1,929 47.9
  うち不正計算に係る追徴税額 百万円     %
1,144 908 79.4
調査1件当たりの追徴税額 千円     %
1,108 562 50.7
不正1件当たりの追徴税額 千円     %
1,509 1,284 85.1

(注) 調査による追徴税額には地方消費税(譲渡割額)及び加算税が含まれています。