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あるところに、どうぶつたちのまちがありました。
まちのまんなかには、かわがあり、きのはしがかかっていました。
どうぶつたちは、たいへんなかよくくらしていましたが、こまったことにキツネさんだけは、みんなとなかよくしようとしませんでした。

そうそう、こんなことがありました。


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かぜがふく、さむいあさのこと。
ブタさんのこどもがびょうきになり、キツネさんにクルマでびょういんまでつれていってくれるよう、なんかいもたのみました。
このまちで、クルマをもっているのはおかねもちのキツネさんだけなのです。
しかしキツネさんは、 「あさはよからうるさいなあ。まだねむたいんや。」といって、ドアをしめてしまいました。
びょういんは、はしをわたったとおくにありました。
「エーン。エーン。こどもがしんでしまうよー。」
とうとうブタさんはなきだしてしまいました。


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