財務省第8入札等監視委員会
令和5年度第1回定例会議議事概要
開催日及び場所 | 令和5年9月11日(月) 名古屋国税総合庁舎8階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授) | |
委員 | 宮ア 陽平 (宮ア陽平公認会計士税理士事務所 公認会計士) | ||
委員 | 中島 健一 (中島総合法律事務所 弁護士) | ||
審議対象期間 | 令和5年4月1日から令和5年6月30日まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 1件 | (備考) | |
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 携帯電話の購入及び電気通信業務 |
契約相手方 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 (法人番号7010001064648) |
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契約金額 | @993円 | ||
契約締結日 | 令和5年5月24日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 未利用国有地の管理等業務委託 |
契約相手方 | 株式会社オオバ (法人番号9013201001170) |
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契約金額 | 379,266,614円 | ||
契約締結日 | 令和5年4月3日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | ハイブリッド小型貨物自動車(ステーションワゴンタイプ)1台の交換購入 |
契約相手方 | 株式会社愛知自動車総合サービス (法人番号7180301017181) |
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契約金額 | 2,079,624円 | ||
契約締結日 | 令和5年4月6日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 以下のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋国税局)】
落札状況に着目した案件を抽出 |
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予定価格はどのように算出しているか。 | 本体価格、充電器価格、契約事務手数料、電話リレーサービス料及びユニバーサルサービス料をそれぞれ積算し、算出している。 なお、本体価格は、業者見積りを参考に積算している。 |
データ通信の利用はあるか。 | 今回調達する525台の内、災害時等の緊急対応用及びハラスメント相談員用の43台については、メール等のパケット通信が可能となっている。 |
大手キャリア以外の事業者は、いわゆるガラケーの取り扱いが無いため入札参加を見送ったのか。 | 当局における携帯電話の主な使用目的は、税務調査や滞納処分における複数の現場間の連絡手段等に使用することであるため、入札仕様書において、障害物等があっても電波がより繋がりやすいプラチナバンドの割り当てがされている事業者を条件としたところ、当該条件を満たしている事業者は、調達時においては大手キャリアのみであった。 |
スマートフォンでの調達は検討しなかったのか。 | 主な使用目的が職員間の連絡であるため、インターネット検索やアプリ使用を主目的とするスマートフォンは使用目的に合致しない。 また、スマートフォンは機器端末価格が高騰していることから、ガラケーでの調達を行った。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
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●案件番号 6 「自動車保守管理委託業務」 |
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一者応札の理由は何か。 | 業務履行可能業者が少ないことと、本案件については、連年、非常に安価な金額で落札されていることから、他の業者は価格面で勝負できず、入札参加を見送ったものと考えている。 |
意見・質問 | 回答 |
【抽出案件について(東海財務局)】
一者応札及び契約金額高額案件を抽出 |
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総合評価方式による入札において複数社応札があった場合はどのように相手方を決定するのか。また応札者が1者の場合でも総合評価を実施するのか。 | 総合評価方式は、入札価格と評価点を総合的に評価して落札者決定を行うものである。本件は応札者が1者のみであったが、基礎点を満たさない提案者はそもそも入札に参加できない。このため応札者が1者であっても総合評価を行う必要がある。 |
総合評価結果のうちコスト削減の提案の評価項目は、6点をつけた評価委員と0点をつけた評価委員がいる。点数に大きな差が生じたのはなぜか。 | 評価点には配点比率に応じて付与できる点数に刻みがあり、当該項目は15点を満点として、0点の次が6点である。これに基づき、提案者のコスト削減提案を評価しなかった評価委員は0点、標準的と評価した評価委員は6点をつけた。点数差は大きく見えるが、標準を上回る点数を付けた評価委員はおらず、評価目線が大きく乖離したとは考えていない。 |
当該業務は業務内容が多岐にわたることから、グループを組成しなければ応札できない状況であるが、国有地の「調査」と「管理」に分割して発注することはできないのか。 | 業務や地域を分割して発注した場合、業者に有利となる業務や地域のみに応札が集中し、不落札となる業務や地域が発生する懸念がある。不落札となった場合は職員が業務を行うこととなるが、職員は包括的業務委託を前提に人員配置されていることから、未利用国有地の管理等業務の実施が困難となる。包括的に民間委託することにより安定的に業務を行っていく必要がある。 |
意見・質問 | 回答 |
【契約一覧表について(東海財務局)】
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●案件番号32 「令和5年度沼津合同庁舎昇降機設備保守業務」 |
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電子調達システムによる入札手続きがうまくいかなかった旨の説明があったが、紙による入札は認めていないのか | 当局の調達案件の入札公告では、原則として電子調達システムを利用し、紙の入札書の提出も認めることを標準としている。 本件は入札希望者がシステムによる入札を試みたものの、操作方法が分からなくなり断念したと聞いている。提出期限に間際では間に合わないこともあるが、このような場合は紙の入札書に切り替えることも可能である。 入札希望者からシステム操作に関する問い合わせがあれば、システムのヘルプデスクの案内や、紙の入札書への切り替え手順を説明し、丁寧に対応していきたい。 |
意見・質問 | 回答 |
【抽出案件について(名古屋税関)】
総合評価落札方式による入札案件を抽出 |
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抽出案件に係る各入札者の評価点の状況について伺いたい。 | 名古屋税関総務部会計課用度係作成の「入札状況調書」を委員に提示し、各入札者の入札価格及び評価点について説明した。 |
抽出案件については、価格と、名古屋税関が定める価格以外の要素も含めて評価点を算出し、その評価点が最も高い者を落札者としたという理解でよいか。 | 委員のご認識のとおり、評価点が最も高い者を落札者とした。 |
審議対象期間中において、抽出案件を含めて、自動車の交換購入案件が3件あり、いずれもハイブリッド車を調達しているが、車両を更新する際には、ハイブリッド車を調達することが多いのか。 | 名古屋税関が保有する車両の更新に当たっては、原則、ハイブリッド車を調達することとしている。 |
【契約一覧表について(名古屋税関)】
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以下の2件について、抽出案件と合わせて委員から質問有(上記の記載を参照)
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