私は前職で地方税の徴収業務に携わっており、より専門的で高度な知識を身に付けたいと思い国税の職場を志望しました。
また、様々な地域に住む人と接したり、その風土に触れることで自分の見識を広めたいと思ったのも、きっかけの一つです。
私が所属する国税局の特別整理部門は、国税を滞納している事案のうち、特に大口・処理困難な事案の滞納整理を行っています。
国税債権の確保を図るため、時にはプロジェクトチームを結成し、捜索や差押えを一斉に行うなど、組織力を生かした滞納整理を実施することもあります。
遠方に取引先がある事案を持つことも多く、関東などに出張し、財産調査や滞納処分を行うこともあります。
私が一番印象に残っている仕事は、滞納者の決算書にない簿外取引先を把握するため、早朝から滞納者名義の車両の動静監視を行ったことです。
デスクワークだけで完結する仕事では、このような経験はできませんし、刺激的な仕事ができることにやりがいを感じます。
国税の職場では、高度な専門知識が求められますが、疑問点や悩みがあっても、上司や先輩、同僚から適切なフォローがあり、働きやすい環境が整っています。
また、自信を持って職務を遂行できるよう、他の官公庁では類を見ないほど、研修制度が充実しています。
専門的な知識が必要ですが、周りのフォローや充実した研修制度があるので、何も心配する必要はありません。
デスクワークだけではなく、あらゆる現場に行くことができるのも、この職場の魅力です。
是非、多くの方に国税庁経験者採用試験に挑戦していただきたいです。
私は、前職では会社の経営管理に関する業務に携わっていました。その際に、税務署の方々と接する機会があり、職員の方々の専門的な知識の豊富さと、強い正義感をもって仕事をする姿勢に魅力を感じたことと、前職で培った知識を生かせると思い、国税の職場を目指しました。
私が所属する資産課税部門では、相続税、贈与税及び土地・建物や株式を売却したときにかかる所得税の申告相談事務や税務調査を行っています。
所掌している税目は、臨時・偶発的なものが多いため、初めて相談・申告する方と接することが多くあります。そのような方にも分かりやすい説明を心掛け、しっかり理解していただけるように努めています。
私が仕事のやりがいを感じるのは、調査事案を終結できたときです。
準備の段階で抱く疑問点に対し、上司や先輩から助言を頂き、様々な法令等を調べて検討します。入念な準備を基に、調査の方向性を作り上げ、その結果、無事に調査をまとめることができた時に、自分自身の成長も感じることができるからです。
国税の職場は、結婚・出産後もキャリアアップしていくために必要な研修制度や子育て支援に関する制度が充実しています。
仕事と家庭の両立は簡単なことではありませんが、それを乗り越えてきた先輩方もたくさんいらっしゃいます。これから出産や子育てに直面する女性にも、働きやすい職場環境だと思います。
経験者採用ということで、年齢や知識など不安な部分があると思います。
私自身もそうでしたが、現在の業務や、一緒に働く方々に出会えて毎日たくさんの刺激を受けています。国税の職場で得た知識や出会いは自分自身の財産となり、成長の糧になると思います。