• ○ 無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確かつ厳格に対応していく必要があります。こうした無申告者に対しては、更なる資料情報の収集及び活用を図るなどして的確な課税処理に努めており、平成26事務年度においても積極的に調査を実施します。

<所得税無申告者に対する調査状況>

  • ○ 平成25事務年度における所得税無申告者に対する実地調査(特別・一般)の調査件数は、1,143件となっています。
  • ○ 1件当たりの申告漏れ所得金額は、1,560万円となっており、実地調査 (特別・ 一般)全体の申告漏れ所得金額917万円の約1.7倍となっています。また、申告漏れ所得金額は総額で178億円に上ります。
  • ○ 1件当たりの追徴税額は133万円で、追徴税額は総額で15億円に上ります。

<消費税無申告者に対する調査状況>

  • ○ 平成25事務年度における消費税無申告者に対する実地調査(特別・一般)の調査件数は、 1,011件となっています。
  • ○ 1件当たりの追徴税額は、112万円となっており、消費税の実地調査(特別・一般)全体の追徴税額の約2.1倍となっています。また、追徴税額は総額で11億円に上ります。

1所得税無申告者に対する調査状況

項目 24事務年度 25事務年度   (参考)25事務年度実地調査
対前年比 (特別・一般)全体
調査件数 1,073 1,143 106.5 6,116
申告漏れ所得金額 億円 189 178 94.5 561
追徴税額 億円 18 15 83.8 88
一件当たり 申告漏れ所得金額 万円 1,758 1,560 88.7 917
追徴税額 万円 169 133 78.7 144

2消費税無申告者に対する調査状況

項目 24事務年度 25事務年度   (参考)25事務年度
消費税実地調査
対前年比 (特別・一般)全体
調査件数 857 1,011 118.0 3,451
追徴税額 億円 12 11 98.3 18
1件当たり追徴税額 万円 140 112 80.0 53