1 法人税の調査事績の概要

平成25事務年度においては、大口・悪質な不正計算が想定される法人など調査必要度が高い法人11,556件(前年対比103.1%)について実地調査を実施しました。
 このうち、法人税の非違があった法人は8,806件(同102.0%)、その申告漏れ所得金額は、685億3百万円(同73.6%)、追徴税額は126億22百万円(同78.3%)となっています。

○ 法人税の実地調査の状況
項目 24 25  
前年対比
(%)
実地調査件数 11,207 11,556 103.1
非違があった件数 8,635 8,806 102.0
  うち不正計算があった件数 2,249 2,146 95.4
申告漏れ所得金額 百万円 93,045 68,503 73.6
  うち不正所得金額 百万円 33,103 23,222 70.2
調査による追徴税額 百万円 16,120 12,622 78.3
調査1件当たりの申告漏れ所得金額 千円 8,302 5,928 71.4
不正1件当たりの不正所得金額 千円 14,719 10,821 73.5
調査1件当たりの追徴税額 千円 1,438 1,092 75.9

平成16事務年度から平成25事務年度の法人の申告漏れ所得金額等の推移を表したグラフ

2 法人消費税の調査事績の概要

  • 平成25事務年度においては、法人消費税について、法人税との同時調査等として11,101件(前年対比103.7%)の実地調査を実施しました。
  • このうち、消費税の非違があった法人は6,589件(同102.7%)、その追徴税額は33億79百万円(同99.3%)となっています。
○ 法人消費税の実地調査の状況
項目 24 25  
前年対比
(%)
実地調査件数 10,703 11,101 103.7
非違があった件数 6,416 6,589 102.7
  うち不正計算があった件数 1,802 1,773 98.4
調査による追徴税額 百万円 3,403 3,379 99.3
  うち不正計算に係る追徴税額 百万円 1,337 1,055 78.9
調査1件当たりの追徴税額 千円 318 304 95.6
不正1件当たりの追徴税額 千円 742 595 80.2

平成16事務年度から平成25事務年度の消費税の追徴税額の推移を表したグラフ