1 法人税の調査事績の概要

平成24事務年度においては、大口・悪質な不正計算が想定される法人など調査必要度が高い法人11,207件(前年対比71.8%)について実地調査を実施しました。

このうち、法人税の非違があった法人は8,635件(同74.1%)、その申告漏れ所得金額は、930億45百万円(同65.7%)、追徴税額は161億20百万円(同89.8%)となっています。

○ 法人税の実地調査の状況
事務年度等 23 24  
項目 前年対比
(%)
実地調査件数 15,609 11,207 71.8
非違があった件数 11,656 8,635 74.1
  うち不正計算があった件数 3,339 2,249 67.4
申告漏れ所得金額 百万円 141,707 93,045 65.7
  うち不正所得金額 百万円 39,075 33,103 84.7
調査による追徴税額 百万円 17,960 16,120 89.8
調査1件当たりの申告漏れ所得金額 千円 9,079 8,302 91.4
不正1件当たりの不正所得金額 千円 11,703 14,719 125.8
調査1件当たりの追徴税額 千円 1,151 1,438 124.9

平成15事務年度から平成24事務年度の法人税の申告漏れ所得金額の推移を表したグラフ

2 法人消費税の調査事績の概要

平成24事務年度においては、法人消費税について、法人税との同時調査等として10,703件(前年対比72.7%)の実地調査を実施しました。

このうち、消費税の非違があった法人は6,416件(同75.6%)、その追徴税額は34億3百万円(同77.7%)となっています。

○ 法人消費税の実地調査の状況
事務年度等 23 24  
項目 前年対比
(%)
実地調査件数 14,720 10,703 72.7
非違があった件数 8,489 6,416 75.6
  うち不正計算があった件数 2,620 1,802 68.8
調査による追徴税額 百万円 4,377 3,403 77.7
  うち不正計算に係る追徴税額 百万円 1,635 1,337 81.8
調査1件当たりの追徴税額 千円 297 318 107.1
不正1件当たりの追徴税額 千円 624 742 118.9

平成15事務年度から平成24事務年度の法人消費税の追徴税額の推移を表したグラフ