優等賞受賞 「金沢酵母吟醸の部」10製造者、「吟醸の部」13製造者
令和5酒造年度(令和5年7月〜令和6年6月)金沢国税局酒類鑑評会は、北陸三県の清酒製造者から出品された吟醸酒(注1)を対象として実施しました。「金沢酵母吟醸の部(注2)」には28製造者から66点、「吟醸の部」には33製造者から96点が出品され、3月19日から22日にかけて品質評価を行いました。
品質評価の結果により、「金沢酵母吟醸の部」10製造者、「吟醸の部」13製造者が優等賞に選ばれ、国税局長から、製造者並びに製造責任者(杜氏等)に賞状が授与されました。授賞者名等は別紙「令和5酒造年度金沢国税局酒類鑑評会 優等賞受賞製造者及び製造責任者(杜氏等)」を参照ください。
今酒造期は暖冬のため、清酒製造の期間中は概ね例年よりも気温が高く、また昨夏の猛暑により酒米の溶解が悪いという特に困難な状況で、製造管理に細心の注意を要する年だったものと思われます。
このような条件の下、杜氏をはじめとする製造担当者の方々が、高い技術力をいかんなく発揮し、今年も素晴らしい酒が多数出品されました。
本年度の鑑評会に出品された清酒は、金沢酵母吟醸の部にはさわやかな吟醸香と軽快な味わいで後味のキレの良いものが多く、吟醸酒の部には華やかな香りと甘味がバランス良く調和したものが多く、上品な酒質のものばかりでした。
震災からの復興と新幹線の延伸で全国から注目されている北陸において、管内三県の高品質な清酒は多くの消費者から高い評価が得られるものと確信します。
金沢国税局 鑑定官室長 坂本 和俊