酒類鑑評会の品質評価の結果

優等賞受賞 「吟醸の部」14製造者、「金沢酵母吟醸の部」14製造者

平成30酒造年度(平成30年7月〜平成31年6月)金沢国税局酒類鑑評会は、北陸三県の清酒製造者から出品された吟醸酒(注1)を対象として実施しました。「吟醸の部」には39製造者から124点、「金沢酵母吟醸の部(注2)」には35製造者から93点が出品され、3月19日から22日にかけて品質評価を行いました。
 品質評価の結果により、「吟醸の部」14製造者、「金沢酵母吟醸の部」14製造者が優等賞に選ばれ、国税局長から、製造者並びに製造責任者(杜氏等)に賞状が授与されました。授賞者名等は別紙「「平成30酒造年度金沢国税局酒類鑑評会 優等賞受賞製造者及び製造責任者(杜氏等)」を参照ください。

  • (注1) 「「吟醸酒」とは、玄米を精米歩合60%以下に磨いて、低温でゆっくりと醸造するいわゆる吟醸造りをした清酒です。原料米の処理、酵母の選定、麹造り、発酵から貯蔵・びん詰・出荷に至るまで、高度な技術により管理されており、果実のような芳香を醸し出す清酒の芸術品というべき高い品質を備えています。
  • (注2) 本鑑評会でいう「金沢酵母」とは、過去に金沢国税局で酒造用優良酵母として分離され広まった経歴のある酵母のことで、その特徴として落ち着いた芳香があり、なめらかでふくらみのあるキレの良い味わいの酒を醸(かも)し出すと言われています。金沢酵母のみを用いて醸造した吟醸酒が「金沢酵母吟醸の部」に出品されています。

講評

昨年の夏は天候に恵まれ、品質の良い原料米が生産されました。また、酒造期は、平年に比べて全般では温暖な気候で推移しましたが、時折寒さが厳しい日もあり、製造に際しては温度管理に注意を要する年でした。
 このような条件の下、杜氏をはじめとする製造担当者の方々が高い技術力をいかんなく発揮された結果、本年の北陸の清酒は極めて品質の優れたものとなっております。
 本年度の鑑評会に出品された清酒は、良質な原料と確かな酒造技術に裏付けられた、上品な味わいと芳醇な香りを持つものが多く、上品な酒質のものばかりでした。
 豊かな観光資源と食に恵まれ、国内はもとより海外からも注目されている北陸において、管内三県の高い品質の清酒は、多くの消費者から高い評価が得られるものと確信します。

金沢国税局 鑑定官室長 山脇 幹善